アラムコSTEAMチャレンジ
2024-07-04 14:49:47

アラムコSTEAMチャレンジ始動:教育リソースの格差解消へ、アラムコ・アジア・ジャパンとみんなのコードがタッグ

アラムコSTEAMチャレンジ始動:教育リソースの格差解消へ、アラムコ・アジア・ジャパンとみんなのコードがタッグ



2024年7月2日、アラムコ・アジア・ジャパン株式会社(AAJ)と特定非営利活動法人みんなのコードは、公立の中学高校を対象としたSTEAM教育の普及を目指すパートナーシップを締結し、「アラムコSTEAMチャレンジ」を共同で開始しました。

この取り組みは、2024年度から、全国5,000人の中高生にハードウェア教材を無償で提供し、実践的な学習を通して課題解決能力を育成することを目指しています。STEAM教材の提供だけでなく、教員の皆様が直面する課題に対し、個別相談や授業計画のサポート、振り返りのセッションなど、継続的な支援を行うことで、共に教育を通じてより良い未来を築いていくことを目指しています。

キックオフセレモニー:模擬授業で教材を体験



町田市立南成瀬中学校で行われたキックオフセレモニーには、AAJ代表取締役社長のアブドゥラ・ジャスタニア氏、教育関係者、南成瀬中学校の生徒12名が出席。来賓として、ガーズィー・ビンザグル駐日サウジアラビア大使もご臨席されました。

セレモニーでは、ジャスタニア氏から南成瀬中学校にSTEAM教材が贈呈され、みんなのコード講師による模擬授業が行われました。生徒たちは、教材を用いて身近な生活の課題を解決する実践的な学びを体験しました。

アラムコとみんなのコード、教育への熱い思い



アラムコ・アジア・ジャパン株式会社 代表取締役社長 アブドゥラ・ジャスタニア氏は、「エネルギーの真の価値は、人々の進歩と発展に貢献できることにある」という考えに基づき、この取り組みは、青少年にイノベーションとクリティカル・シンキングを育成するという目標を反映したものだと述べています。

NPO法人みんなのコード 代表理事 利根川 裕太氏は、団体設立以来、情報教育の必要性を日本全国に広めるための活動を続けており、中学校・高校における情報教育の現状では、指導・授業展開の難しさ、教員の専門性の不足、教材・資料の不足などが課題として挙げられていると指摘。特に、実践的な学びに必要なハードウェア教材は、公立学校で用意することが難しい現状があるとし、AAJとのパートナーシップによって、生徒が主体的に創造性を発揮できる授業が実践されることを期待しています。

日本のSTEAM教育:課題と期待



学習指導要領の改訂により、中学校・高校のプログラミング教育が拡充されましたが、実践的な授業を行うための環境は十分とは言えません。ハードウェア教材を活用した授業を通して、全国5,000人の中高生が社会課題に興味を持ち、将来において自分の生活や社会をより良くするための課題解決能力を身につけることを目指しています。

アラムコ・アジア・ジャパン株式会社について



サウジアラビアの総合エネルギー・化学企業アラムコの日本現地法人。日本及び周辺地域でのアラムコの事業のうち、マーケティング、資材調達、ロジスティクス、品質保証、IT、新規事業開発などへのサポートサービスを提供しています。

アラムコについて



世界的な総合エネルギー・化学企業のアラムコは、「エネルギーが拓く世界」という信念を原動力として、原油生産から新しいエネルギー技術の開発まで、あらゆる行動において影響力を生み出すことに専念しています。

NPO法人みんなのコードについて



全国でテクノロジー教育の普及活動を推進する非営利法人。公教育におけるテクノロジー教育拡充に向けた政策提言や学術機関と連携した実証研究、授業用プログラミング教材の開発・無償提供、プログラミング教育を担う先生方向けの研修などを幅広く行っています。



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