長野IC前に誕生する新たなドライブイン
長野県長野市にある長野インターチェンジ前で、新たなドライブインが2027年の開業を目指して本格的な構想が始まりました。このプロジェクトは「合同会社もりと」が推進しており、地域の自然や食文化を存分に体験できる場所となることを目指しています。
長野ICは、年間670万台以上の車両が出入りする主要なインターチェンジであり、長野市や北信州の観光の玄関口として重宝されています。しかし、周辺には観光客や移住希望者をターゲットにした施設が不足している現状があり、新たな施設の必要性が高まりました。
現地の約11,910㎡の土地を利用して、「鎮守の杜プロジェクト」がスタートしました。このプロジェクトでは、長野に根付く「杜」をテーマに、地域の魅力を発信する活動が進められています。また、地元事業者と連携し、地域住民との協働を重視しています。
施設の設計は「OYAKI FARM」の設計を手掛けた遠野未来建築設計事務所が担当し、長野らしいクラフトマンシップをテーマにした4つの建物が計画されています。来訪者が長野の食や暮らしを体験できる場を提供し、再度訪れたくなるような魅力的なものを目指しています。
プロジェクトの特徴
1.
長野らしさの発信: 交通利用者や観光客に長野の生活文化や風土を体験してもらい、地域の魅力を伝える。
2.
地域企業との連携: 長野県内外の事業者が参画し、地域の玄関づくりに向けた新たな挑戦が行われる。
3.
持続可能な運営: 地域の資源を最大限に活用し、エネルギー自給率の高い施設を目指す。
4.
コミュニティの創出: 地元住民や行政、農家と連携し、新しいコミュニティを形成する取り組みを進める。
開発のスケジュール
着工は2026年夏を予定しており、開業は2027年中を見込んでいます。現段階では設計や開発申請の準備が進行中ですが、計画内容が変わる可能性もあるため、注意が必要です。
また、地域活性化に向けたイベントも積極的に行われ、11月18日には「LOCAL ZEBRA ACADEMY vol.3」が開催され、地域の未来をともに考える機会が設けられます。特に、山形県庄内地方で地域経済創出に取り組む株式会社SHONAIの代表が登壇する予定で、参加者には多くの知見が得られることでしょう。
この新しいドライブインが実現すれば、長野の魅力を内外に発信する重要な拠点となることでしょう。地域の特色を活かし、持続可能な未来を見据えたこのプロジェクトに、多くの方々が参加し、協力することが期待されています。興味を持たれた方は、ぜひプロジェクトへの参画や勉強会への参加を検討してみてください。