UPDATER、再エネ電力の民間向けサービスを北海道・北陸エリアで提供開始

UPDATERが再生可能エネルギーの全国展開を発表

株式会社UPDATERは、再生可能エネルギー100%を供給する電力サービス「みんな電力」の提供エリアを2025年11月1日から北海道及び北陸エリアに拡大することを発表しました。これにより、全国規模の再エネ電力サービスとして、沖縄及び一部離島を除く地域において再生可能エネルギーを利用した電力供給が可能となります。

事業拡大の背景と特色

「みんな電力」は2016年に関東エリアから始まり、その後着実にサービス提供圏を広げてきました。最初は関東地方から始まり、2018年には関西や東北、九州エリアへも進出。その後、中国、四国エリアにも提供を拡大し、現在は7つのエリアで運営されています。この拡張の主な理由は、全国的に再生可能エネルギーへの関心が高まり、そのニーズを受けてサービスを充実させるためでした。

北海道エリアでは、全供給に占める新電力のシェアが約20%となっており、新電力に対する需要が高いものの、現地営業チャネルが十分に整っていない状況でした。そのため、綿密な準備のもと、体制を整えた上でのサービス提供開始に至りました。北陸エリアにおいても、高い自然エネルギー比率が期待される中で、その需要を慎重に見据えた事業展開が行われました。

提供されるプランと申し込み方法

UPDATERの提供する「みんな電力」には、各種プランが用意されています。具体的には「プレミアム100プラン」や、アーティスト電力を含むコラボレーションプランなどがあり、顧客の需要に合わせた柔軟なサービスが展開されます。

申し込みは簡単で、オンラインで手続きが可能です。必要な情報を入力するだけで、安全で環境に優しい電力を利用することができます。このサービスは、家庭単位の利用者だけでなく、多様な契約者層にも対応しています。

環境配慮と地域貢献

「みんな電力」の大きな特徴は、再生可能エネルギーを利用することで環境負荷を大幅に減少させることを目指している点です。全体の電源構成は、発電所の多様性及び地域性を重視。電源の確保においても、環境に優しく、地域にも理解されている発電所を中心に選定しています。

このようにして供給される電気は、単なる「実質再エネ」に留まらず、発電段階から再生可能エネルギーで生成されています。そのため、利用者は本当の意味で環境に優しい電力を選ぶことができ、企業としても責任ある電力供給を心掛けています。

未来への視点

今回の全国展開は、UPDATERが個人向けの再生可能エネルギー供給において基盤を確立する重要なステップとなります。北陸エリアでは300件、北海道では700件の契約を目指し、年間にすると2GWhの電力供給を見込んでいます。これにより、約1,000トンのCO₂を削減することが期待されています。

今後は、地域特性に応じた電源開発を進めることで、持続可能な地域経済の循環と環境価値の創出を目指します。UPDATERは、再生可能エネルギーの利用拡大を通じて、より多くの人々に環境意識の向上と地域社会への貢献を促していく所存です。

会社の情報

株式会社UPDATERは、東京都世田谷区に本社を構え、さまざまな社会課題に対して解決策を提供する企業です。2021年に社名変更された「みんな電力」は、単なる電力供給を超え、ウェルビーイングや生態系保護、地域貢献など多岐にわたる活動を行っています。これからも地域と自然と共生する客様の『環境に配慮した選択肢』を提供し続けます。