アクセルメディカ社、医療機器製造販売業の許可取得
アクセルメディカ株式会社がこの度、医療機器製造販売業および体外診断用医薬品製造販売業において正式な許可を東京都より取得しました。この許可は、2024年8月に設立した100%子会社のアクセルメディカ社がヘルスケア事業を進展させるための重要なステップです。
ヘルスケア事業への本格参入
アクセルメディカ社の設立は、アクセルマーク株式会社が2023年12月に発表したヘルスケア事業への参入を具現化するものです。国外のパートナーであるAscella Biosystems Inc.との協力を通じて、日本国内での感染症検査技術「AscellaOne」の独占販売権を獲得し、事業展開を加速させる計画です。この技術は、医療業界に革新をもたらす可能性を秘めています。
具体的には、製薬分野での豊富な経験を持つ人材の採用や、翌年9月からの事業の迅速な展開を目指し、専任の子会社としての体制を整えてきました。
許可証の交付と今後の展開
東京都から交付された医療機器製造販売業許可書は、許可番号13B2X10619、体外診断用医薬品製造販売業許可証については許可番号13E1X00077となります。これにより、アクセルメディカ社は本格的なヘルスケア事業の展開が可能になります。
今後は、2024年12月に公表予定の事業計画書に基づき、ヘルスケア事業の充実した基盤構築が整う見込みです。これに伴い、ヘルスケア事業を加速させるとともに、新たなビジネスチャンスの獲得を目指します。
ヘルスケア事業の戦略
アクセルメディカ社は、Ascella社とのパートナーシップに加え、ジーエフホールディングス株式会社との提携を視野に入れており、戦略的なビジネス拡大に向けた取り組みを進めています。特に、ジーエフ社との提携については、資金調達の充当額として175百万円を想定しており、さらなる事業の成長を期待しています。
また、Ascella社が目前に控えた感染症診断技術の商業化に向けて現在進行中の研究開発は、米国国立衛生研究所からの助成金を背景に進展しています。この協力によって、国内外での医療機器の流通を迅速に実現することが期待されます。
まとめ
アクセルメディカ社の医療機器製造販売業許可取得は、今後のヘルスケア事業の成長に向けた大きな一歩です。アライアンスの推進とともに、積極的なM&Aも視野に入れた計画により、企業としての成長を図る姿勢が伺えます。今後の進展に注目しつつ、業界全体の革新を促進する役割を果たすことが期待されています。