飼い主のいない猫を救う「幸猫プロジェクト」
佐賀県鹿島市で展開されている「幸猫プロジェクト」は、地域の猫たちを救い、幸せな生活を提供するために活動を続けています。このプロジェクトは、飼い主のいない猫の数が増加する中、地域住民とボランティアが協力し、猫たちの避妊・去勢手術を行うことを主な目的としています.
プロジェクトは、寄附によって支えられ、今年も目標金額は100万円に設定されています。集められた寄附金は、手術費用やボランティア活動の助成などに使われる予定です。これにより、すべての猫たちが幸せに共存できる環境づくりを目指しています。プロジェクトの寄附は2024年12月25日から2025年3月25日までの期間で募集中です。
地域の課題と活動の背景
鹿島市には、飼い主のいない猫たちに関する苦情が多数寄せられています。多くの住民は、猫たちが過酷な環境で生きているのを見て心を痛めており、何らかの方法で助けたいと考えています。その中で、ボランティアが中心となり、TNR(Trap-Neuter-Return)活動や地域猫活動を通じて、猫たちの命を守るために日々奮闘しています。この取り組みを通じて、人間と猫が共存できる地域づくりを進めています。
結果と今後の目標
「幸猫プロジェクト」は、2022年度から始まり、これまでに約200万円の寄附が集まりました。手術の実績も、2022年度には20匹、2023年度には202匹、2024年度にはすでに130匹に達しています。特に、5年間は集中して活動をする計画で、2030年にはこのプロジェクトを完了させることを目指しています。地域の自治体やボランティア、住民が一体となって猫たちを支える体制を構築し、より良い未来を作っていくための努力が続けられています。
猫カフェ「ねこの蔵」のオープン
2023年12月には、鹿島市肥前浜宿酒蔵通りに保護猫カフェ「ねこの蔵」がオープンしました。ここでは、猫との触れ合いを提供し、新たな飼い主を見つけるための譲渡活動が行われています。また、猫に関する雑貨の販売や、一時的な預かりサービスも提供しており、地域の猫たちを救うための新たな拠点となっています。このカフェも「幸猫プロジェクト」を応援し、不幸な猫を減らす取り組みを推進しています。
皆様のご支援をお待ちしています
「幸猫プロジェクト」に寄附をいただいた方には、鹿島産のお米や猫関連のグッズ、ステッカーなどのお礼の品も用意されています。プロジェクトを通じて、地域の皆さんが参加できる新しい形の支援方法が生まれています。
佐賀県鹿島市では、このような取り組みを通じて人と猫がともに幸せに暮らす街づくりを進めています。今後とも「幸猫プロジェクト」へのご理解とご支援をお願い申し上げます。