ECカード加盟店向け新サービス「ASUKA-3DS」の登場
株式会社アクルは、ECサイト運営者向けに新たなサービス「ASUKA-3DS」を開始しました。このサービスは、ECカード加盟店が抱えるシステム開発や運用の負担を軽減し、国際標準の本人認証であるEMV 3-Dセキュアを手軽に導入できることを目的としています。また、決済サービスを手掛ける株式会社DGフィナンシャルテクノロジー(DGFT)と提携し、より多くのEC加盟店に対して、効率的なソリューションを提供していく予定です。
ASUKA-3DSの特長
「ASUKA-3DS」は、EC加盟店がEMV 3-Dセキュアを簡便に導入できるだけでなく、その効果を最大限引き出すためのサポートも行います。具体的なメリットとして以下が挙げられます。
1.
コスト削減: ECシステムの開発にかかる負担を軽減し、導入コストの削減が期待されます。
2.
運用・保守負担の軽減: EMV 3-Dセキュアの仕様変更に対しても、ASUKA-3DSが対応することで追加の開発負担を最小限に抑えられます。
3.
導入効果の最大化: 具体的な運用事例やリスクベース認証の最適化を行い、顧客利便性の向上を図ります。
4.
承認率の向上: 不正検知システムASUKAと連携することで、リスクを軽減し、承認率を向上させる仕組みが整っています。
5.
運用ガイダンスの提供: EMV 3-Dセキュア導入に向けた具体的な運用ガイダンスを提供し、EC加盟店の体制構築を支援します。
サービス開始の背景
近年、国内でのクレジットカード番号盗用被害が増加しており、2023年には504億円に達しました。これを受けて、経済産業省は2024年にクレジットカード・セキュリティガイドラインを発表し、2025年3月末までにEMV 3-Dセキュアの導入を義務化しています。...
DGFTとの戦略的提携
DGFTとは2020年から連携しており、クレジットカードの不正利用対策において共同で取り組んできました。この提携により、ASUKA-3DSの提供を通じて、EC加盟店がスムーズに新しいセキュリティ基準を満たせるよう、サポートを行います。
まとめ
「ASUKA-3DS」は、ECカード加盟店に向けた画期的なソリューションであり、システム開発の負担軽減や運用・保守コストの削減を実現します。このサービスを用いることで、EC業界全体のセキュリティ水準を高め、安全な取引環境を提供することが期待されています。今後も株式会社アクルは、EC業界の成長を支援するために、さらなる改革を進めていくことでしょう。