IoTとAI技術者不足を解決するための新しい試み！無償のセンシングサービス開始

センシングアップベータ版が無償提供開始！

ＧＩＡＩＥ（ジアイ）合同会社がこのたび、個人向けのクラウドサービス「センシングアプリ」のベータ版を無償で提供開始しました。特に、これからの時代に求められるIoT（モノのインターネット）技術者の育成を意識したサービスです。私たちの社会では2030年にIT技術者が80万人不足すると言われており、その中でIoTやAIに関連する技術者不足が特に大きな課題となっています。

この状況を打開するため、ＧＩＡＩＥは「センシングアップ」を通じて、個人が手軽にIoT技術を学びやすい環境を提供し、技術者の増加に寄与することを目指しています。特に、小規模事業者がデジタル化を進めるためのサポートを行う意義は大きいでしょう。

センシングアップの特徴

センシングアップには、5つの大きな特徴があります。まず、ユーザーがセンサーで取得したデータの現在値をリアルタイムで確認することができる環境が整っています。また、これらのデータはデータベースに蓄積され、後から見直すことが可能です。さらに、USBカメラを利用しての遠隔撮影もでき、異常値が出た場合には即座にメールで通知を受ける機能も備えています。加えて、計測値の範囲や単位は自由に設定可能で、利用者のニーズに合わせた使い方ができます。

利用者が得られるメリット

このアプリを使うことで、ユーザーは数多くの学びと経験を得ることができます。例えば、電子工作の結果をリアルタイムでPCやスマホから確認することができ、実験の可能性が広がります。また、サンプルプログラムが豊富に用意されているため、初心者でも入りやすい環境が整っています。さらに、クラウドを気にせずアイデアを実験できるため、創造力を存分に発揮することが可能です。

実際の活用例

センシングアップを活用した具体的な電子工作の例も多彩です。たとえば、観葉植物の自動水やり監視システムや、防犯カメラ機能を持ったデバイス、屋外の気温や湿度を観測するセンサーなどがあります。特に、ペットの水分補給状態や高齢者の様子を確認するために、USBカメラを設置することも可能です。

開発背景と今後の展望

このサービスは、工場の排水処理の可視化システム開発で培った知識を活かして開発されました。無償提供することにより、ユーザーからのフィードバックを受けて技術力を向上させ、新しい技術を浸透させることを目指しています。今後も、ＧＩＡＩＥは中小企業のデジタル化を推進し、社会のIT技術力を底上げするための取り組みを続けていくでしょう。