福岡大学薬学部では、新たな教育プログラム「ふくやくプロジェクト」が開始され、学生たちが在宅ホスピスに関する「かるた」を制作しました。このプロジェクトは、学生たちが将来のキャリアに必要な意欲や能力を育成するために始められたものです。制作チームは在宅ホスピスについての理解を深め、地域へその重要性を広めるために活動しています。
「在宅ホスピスかるた」は、年齢を問わず多くの人が親しむことができるかるたを通して、在宅ホスピスの認知を促進することを目指しています。医療法人にのさかクリニックの協力のもと、学生たちは利用者やその家族、医療従事者への聞き取りを行い、かるたの内容を一から作り上げました。このプロセスには、読み札の文章作成から、取り札のイラスト制作まで、すべての工程に学生が主体的に取り組みました。
2023年3月に行われた「在宅ホスピスフェスタ2026」では、プロジェクトのメンバーがポスター発表を行い、制作過程や完成したかるたの内容について説明しました。発表に参加した薬学部2年次の大坪奈楠さんは、「多くの方々にご協力いただき、かるたを無事に完成させることができました。地域の方々や患者さんの想いに触れ、在宅ホスピスの大切さを広めることができたら嬉しいです」と語りました。
また、同じく薬学部の山本愛華さんも「さまざまな職種の思いが一つとなり、在宅ホスピスを支える努力を感じました。多くの人が協力し合うことで、支え合う社会の重要性を実感しました」と振り返りました。学生たちのこのような情熱は、在宅ホスピスという分野に新たな光を当てるものとなり、地域社会における意識改革のきっかけとなるでしょう。
このプロジェクトは、今後も継続される予定で、学生たちが地域の健康課題に関心を持ち、様々な形で貢献できる機会を提供しています。かるたを通じて表現された想いは、地域内外に広がり、在宅ホスピスへの理解と支援の輪が広がることへ繋がります。福岡大学薬学部は、地域との関係を深め、学生たちがより良い社会づくりに寄与できるよう引き続き取り組んでいく方針です。