地域を魅力的に発信する新たな挑戦
地域活性化のために活動するNPO法人ECOFFが、大学生と協力して新アワード「ECOFFクリエイターズ・アワード2025」を開催します。この企画は、離島や農山漁村での生活体験を通じて、地域の魅力を学生たちが独自の視点で発信することを目的としています。これにより、地域に対する興味を喚起し、コミュニティの活性化を図ります。
村おこしボランティアとは?
ECOFFは、14年以上にわたり全国で村おこしボランティアを展開しています。このプログラムは、通常の観光では体験できない離島や農村に若者たちを誘い、地域住民と共に生活しながらボランティア活動を行うものです。事前のスケジュールを決めず、現場の状況を尊重することで、参加者は地域で本当に必要な支援を行うことができます。このプロセスを通じて、参加者はその土地に根ざした体験を得ることができ、地域の魅力をより深く理解することができます。
ECOFFクリエイターズ・アワードの内容
2025年に初開催される「ECOFFクリエイターズ・アワード」では、大学生が離島や農山漁村での生活を通じて捉えた日常を、写真、動画、レポートという形で発信します。テーマは「行きたくなる暮らし」であり、地域の魅力をアピールできる作品を募集します。エントリーは多様な形で受け付けられ、最優秀作品には春休みに特待生としてのボランティア体験が用意されているほか、地元特産品のプレゼントもあります。
旅のプロセスを重視した活動
「ECOFFクリエイターズ・アワード」では、大学生が参加する村おこしボランティアを通じ、三つの時期で活動を行います。「旅のマエ」では、事前に地域のストーリーを学び、「旅ナカ」では実際に参加して出会った人や出来事を記録。「旅アト」ではそれらの体験を形にして発信します。このように、参加者の成長と新たな発見を促進するための一貫したプロセスが用意されています。
ワークショップの実施
アワードの開催に先立って、参加を希望する大学生を対象に「ワークショップ」を実施します。これにより、実際の地域住民や世話人と交流し、リアルな地域のリズムや文化に触れる機会を提供します。ワークショップは、渋谷の国連大学やオンラインで開催され、参加は無料です。これらのセッションでは、村おこしボランティアにおける具体的な体験や地域のニーズについての情報を得ることができます。
審査と今後の予定
アワードの審査は、現地の村おこしボランティア世話人や専門家によって行われ、最終的なグランプリは11月に開催されるECOFF報告交流会で発表されます。また、受賞作品は公開され、地方創生に関連した団体や個人が自由に活用できるようにされます。アワード参加者には、活動の成果を発表する機会が与えられるため、今後のキャリアにも大きな影響を与えることが期待されます。
この新たな試みを通じて、地域と大学生との結びつきが深まり、より多くの人々が地方創生に貢献できる未来が開かれることを願っています。大学生活を有意義に過ごしたいと考える学生にとって、ECOFFクリエイターズ・アワードは理想的なプロジェクトと言えるでしょう。