新たな財布の形「Hitoe Fold Less」
日本のレザーブランドSYRINXから登場した財布「Hitoe Fold Less」は、まさに革新的な製品です。これは、いままでの財布の常識を覆す、シンプルなデザインと機能性を追求したアイテム。キャッシュレス社会の進化に対応し、必要最低限のカードしか収納できないところがユニークです。この財布は、建築家ミース・ファン・デル・ローエの言葉「Less is More」を体現し、無駄を排除したデザインが特徴です。
コンパクトさと薄さの追求
「Hitoe Fold Less」のサイズは、わずか89mm x 89mm、最厚部でもわずか7mmを誇ります。また、重さは約29gと驚くほど軽量です。この財布はポケットに収まるコンパクトな形状で、持ち運びも快適です。キャッシュレスとタッチレス決済が普及する中、3枚のカードのみを収納し、必要な時にすぐに取り出せる利便性を実現しています。
機能とデザインの融合
デザインには徹底したこだわりがあり、余計な要素が排除された美しさがあります。特に、薄さを追求した「Hitoe(単)構造」により、カードと硬貨が重ならず、厚みを抑えることができました。また、細部にわたって美しさを追求しており、正確で繊細なステッチや磨かれたコバ、熱したコテによる細い線など、プロらしい仕上がりが魅力です。
長く愛用できる設計
この財布は、耐久性にも優れています。金物を一切使用せず、4本の縫製のみで構成されているため、長持ちする構造が採用されています。また、型崩れしにくいデザインと革の重なりによって、日常的に使っても美しさが損なわれることはありません。
自然界からインスパイアされた美
特筆すべきは、フィボナッチ数列に基づくデザインです。自然界に見られるこの美しいプロポーションは、財布の全体に均整の取れたデザインをもたらし、持つ人の心を惹きつけます。これにより、「Hitoe Fold Less」は単なる財布ではなく、アート作品のような存在感を放っています。
新しい留め具の発想
また、カードを留め具として利用する新しい機構も注目ポイント。財布の外側ではなく、収納されたカードに引っ掛ける革の留め具を設け、これによりカードの落下を防ぎつつ、スムーズな開閉を実現しています。この斬新なアイデアによって、使い勝手がさらに向上しています。
SYRINXの革新
SYRINXは2016年に設立され、これまでに多くの革製品を手がけてきました。特に、希少なヴァケッタレザーを使用し、環境にも配慮した製品開発を行っています。「Hitoe Fold Less」もその一環で、財布業界に新たな風を吹き込む存在です。累計3億円以上のクラウドファンディング調達額を誇るこのブランドは、国内外で高く評価されています。
財布ひとつに込められたこの思いと機能性を、是非体験してみてください。
製品基本情報
- - 外形寸法:約 W89 x H89 x D8 mm(カード3枚収納時の最厚部)
- - 最大容量:紙幣15枚・カード3枚・硬貨15枚
- - 製品重量:約29g
- - 革:イタリア産植物タンニン鞣し牛革・国産ピッグスエード
- - 製造国:日本
- - 付属品:スキミング防止カード1枚