成田ゆめ牧場が新たにウシ型キッチンカーを導入し外部販売を強化！

成田ゆめ牧場、ウシ型「ゆめこちゃんのキッチンカー」導入

成田ゆめ牧場は、外部販売事業を強化するために「ゆめこちゃんのキッチンカー」を導入しました。このキッチンカーは、かわいらしさと実用性を兼ね備えた新たな販売形態として、業績向上を狙っています。

デザインと特徴

キッチンカーの外装は、当牧場のイメージキャラクターである“ゆめこちゃん”のデザインが施されています。その姿はまるで巨大な牛が道路を優雅にドライブしているかのようです。実際に首元には大きな鈴があり、音を鳴らすこともできます。内部には鳴き声スイッチも設置されており、リアルな牛の鳴き声で通行人の注目を集めることでしょう。お尻の部分には出入り口があり、お腹の一部のシャッターを開けて商品を販売します。

外部販売への取り組み

成田ゆめ牧場は、最近数年にわたり外部販売事業を展開してきました。しかし、食品販売法や設備の関係で多くの依頼を断ってきたという課題がありました。今回のキッチンカー導入により、さまざまな形で出店が可能となり、さらなる業績向上が期待されています。常時販売するのは、自家製ジェラートです。そして、季節や開催されるイベントに応じて、飲料や焼き物、物販なども行う予定です。ただし、保健所の規定により、動物性脂肪の現場加工が禁止されているため、ソフトクリームの販売は行いません。

新たなPRの試み

このユニークなデザインを採用した理由は、成田ゆめ牧場のPR効果だけではありません。現代の酪農業は後継者不足によって、かつて身近だった存在から遠い存在に変わっています。ゆめこちゃんのキッチンカーを通じて、酪農業への再びの関心を喚起し、牛や牛乳の素晴らしさを伝えていくことが目的です。このような取り組みは、明治20年に創業した時から続く「牛乳本来のおいしさを多くの人に伝える」という思いをさらに具現化したものでもあります。