新しいバレンタイン文化
2012-01-12 13:31:23

バレンタインデーの新文化!「いいね!チョコ」の台頭と人間関係の見直し

バレンタインデーの意識調査:新たなトレンド「いいね!チョコ」の誕生



2012年のバレンタインデーを前にして、森永製菓が実施した意識調査の結果、今年のチョコレートの贈り方に変化が見られることが浮き彫りになりました。調査によると、約20%の人々がチョコレートを贈る数が増えそうだと回答しており、その多くが「家族」への贈り物を検討していることが分かりました。

チョコレートの贈り先の変化



バレンタインデーといえば、恋人から愛の告白を込めた「本命チョコ」や、友人や同僚への「義理チョコ」を思い浮かべる方も多いでしょう。しかし、今年は本命でも義理でもない新しいスタイル「いいね!チョコ」が台頭しています。「いいね!チョコ」を贈ることで、日頃の感謝の気持ちや好意を気軽に伝えられるようになってきました。この傾向は、特に強い絆で結ばれた家族や親しい友人間で顕著です。

調査では、家族へのチョコレートを贈る意向が前年より大幅に増加し、今後は知人や友人との関係を大切にする姿勢も強調された結果が出ています。特に、30代から40代の世代において、周囲の人々とのつながりを重視する傾向が感じられます。

人間関係を見直すきっかけ



調査参加者の54.8%が、贈る数が増える理由として「人付き合いを大切にしたい」と考えるようになったと答えています。また、50%の人々が「ちょっとした好意」を伝えたいという思いが増えているとも述べています。これらの理由の背景には、2011年3月に発生した東日本大震災があります。この震災を通じて、人とのつながりや絆の重要性を再確認する機会があったのかもしれません。

調査での結果は、52.4%の参加者が「周囲の人に対する気持ちに変化があった」と回答しており、そのうち94.6%が好意的な変化を感じていると答えています。具体的には、「大切にしたいという気持ち」が75.7%、「感謝の気持ちが増えた」が71.4%という高い数値が出ており、周囲の人々に感謝を伝えようという意識が高まっていることが視覚化されているのです。

「いいね!チョコ」とSNSの影響



「いいね!チョコ」という新しい文化は、FacebookやmixiなどのSNSが普及する中で生まれたとも考えられます。特にFacebookでは、気軽に「いいね!」ボタンを押すことで友人に感謝の気持ちを伝えることができるため、自分の気持ちを言葉にすることにためらいがある人々にも受け入れられやすい仕組みが整っています。

このような背景を踏まえ、今後のバレンタインデーでは、多様な贈り物のスタイルが浸透していくことが期待されています。「いいね!チョコ」を通じて、多くの人々が大切にしたい人々との絆を深めていくことでしょう。

バレンタインデーの定義が変わりつつある中、チョコレートを介した新たなコミュニケーションがどのように広がっていくのか、引き続き注目が必要です。

会社情報

会社名
森永製菓株式会社
住所
東京都港区芝5-33-1森永プラザビル
電話番号

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