パナソニックIS、パナソニックNETS、Wasabiがクラウド監視カメラで1年以上の長期間録画を実現する映像監視ソリューションを提供開始

クラウド監視カメラで1年以上の長期間録画を実現する映像監視ソリューション登場!



パナソニック インフォメーションシステムズ株式会社(以下、パナソニックIS)、パナソニック ネットソリューションズ株式会社(以下、パナソニックNETS)、Wasabi Technologies Japan合同会社(以下、Wasabi)は、クラウド監視カメラで1年以上の長期間録画を実現できる映像監視ソリューションを共同で提供開始しました。

# なぜ1年以上録画が必要なのか?



近年、製造業では、トラブル発生時の原因究明や製品回収を迅速に行うため、調達から販売までの全工程を追跡可能な状態にする「トレーサビリティ」が非常に重要視されています。このトレーサビリティ確保において、製造ラインに監視カメラを設置し、製品の保証期限まで長期間映像を残すことが有効な手段として注目されています。

特に食品関係だけでなく、自動車や半導体など、品質保証期間が長い製品においても、長期間録画のニーズは高まっています。さらに、健康被害や異物混入、不正製造などの事案が相次いでいることから、消費者や販売店に対して安全性を示すためにも、長期間録画の導入が急務となっています。

# 従来の課題:録画期間の制限と自社保管の負担



従来のクラウド監視カメラでは、最長でも1年程度の録画期間が一般的でした。そのため、保存期間を超えた映像は、自社でダウンロードして別途保管する必要があり、コストや手間がかかっていました。

また、クラウド監視カメラではなく、LTOテープやレコーダーを用いた映像監視システムでは、長期間の保存は可能ですが、遠隔地からの映像確認が難しいという課題がありました。

# 「ArgosView」と「Wasabi」が実現する革新的なソリューション



パナソニックISとパナソニックNETSが提供する映像監視システム「ArgosView」と、Wasabiが提供するクラウドストレージ「Wasabi」を組み合わせることで、クラウド監視カメラで1年以上という長期間の録画を実現できるようになりました。

「ArgosView」は遠隔監視に特化したシステムであり、「Wasabi」は容量課金制で、データリストア時の転送費用が不要なため、低価格で安全なクラウドストレージ環境を提供します。

# ユーザーにとってのメリット:



クラウド上での継続運用: 映像データをダウンロードして自社保管する必要がなくなり、ダウンロード料金や自社保管の手間・コストを大幅に削減できます。
遠隔地からのデータリストア: LTOテープのように、拠点へ赴いたり、連絡してリストアする必要がなく、クラウドからいつでも必要な映像データにアクセスできます。
柔軟な運用: レコーダーのように、導入後に録画期間を変更することが難しいという問題も解消され、ニーズに合わせて柔軟に運用できます。
安定した運用: シンプルな機器構成で、従来のレコーダーに比べてシステム全体の故障率が低く、安定した運用が期待できます。
* 低価格・高品質・セキュア: Wasabiのクラウドストレージは容量のみ課金され、データ転送費用も発生しないため、コストパフォーマンスに優れています。また、高いセキュリティ対策も備えています。

# 様々なユースケース



本ソリューションは、従来のクラウド監視カメラユーザーや、LTOテープやレコーダーを使用していたユーザーにとって、大きなメリットをもたらします。特に、製造業における品質管理や安全対策、トレーサビリティ確保、食品関係の安全管理、店舗やオフィスなどのセキュリティ対策など、幅広い用途で活用できます。

# セミナー開催のご案内



本ソリューションの詳細について、セミナーを開催いたします。

セミナーテーマ: クラウドストレージで進化する監視カメラ映像データの最新保存術と活用術

日時: 2024年8月23日(金)15:00~17:30

場所: パナソニック インフォメーションシステムズ株式会社 大阪本社

詳細URL: https://service.is-c.jpn.panasonic.com/event/3865135

本ソリューションは、クラウド監視カメラの活用をさらに広げ、様々なビジネスシーンにおける課題解決に貢献していくことが期待されます。

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