日本初の進行性骨化性線維異形成症治療薬、ソホノス®の承認取得
日本初の進行性骨化性線維異形成症治療薬、ソホノス®の承認取得
2026年2月19日、東京において、IPSEN株式会社は日本で初めての進行性骨化性線維異形成症(FOP)治療薬「ソホノス®(パロバロテン)」の製造販売承認を取得したことを発表しました。この新薬は、FOPと共に生きる患者さんたちにとっての選択肢を広げる重要な画期的な医薬品です。
FOPは、筋肉や腱、靭帯などの軟部組織において異常な骨形成が持続するという稀な疾患であり、多くの場合、38歳までに深刻な運動機能低下や生活の質の低下を引き起こし、平均余命にも影響を及ぼします。国内では約60~84名の患者がこの疾患に影響を受けているとされています。
IPSENの代表取締役社長、野田征吾氏は、「私たちはFOP患者およびそのご家族と連携し、切実な治療の選択肢をお届けするために努力してきました。この承認は、健康に深刻な影響を与える異所性骨化を抑制する新たな治療法が得られたことを示しています」と述べています。
認可の基盤となる臨床試験
ソホノス®の承認は、最初の多施設共同非盲検試験である第III相MOVE試験に基づいています。この試験では、経口パロバロテンを投与された107名の患者に対する有効性と安全性のデータが収集され、皮膚や粘膜の症状、筋骨格系事象などの安全性プロファイルも確認されました。結果として、パロバロテン投与により、異所性骨化の体積が年間で54%減少したと報告されています。
治療の重要性
FOPは、進行性の運動機能低下をもたらし、日常生活に多大な影響を及ぼすため、早期の治療が求められていました。これまでの治療法は限られており、対症療法が中心でしたが、ソホノス®は新たなアプローチを提供します。また、呼吸機能への影響もあり、FOP患者の平均余命は56歳とされています。
この薬の発売によって、成人および8歳以上の女児、10歳以上の男児患者への治療が可能になり、これまで限られた治療オプションの中で苦しむ多くのFOP患者に希望をもたらすでしょう。
IPSENの挑戦
IPSEN株式会社は、オンコロジーや希少疾患、神経科学の分野に注力するグローバルなバイオ医薬品企業です。約100年にわたる開発経験と、世界各国のパートナーシップを通じて、革新的な治療を目指しています。今回のソホノス®の承認は、その取り組みの一環であり、患者に新たな未来を提供するための重要なステップです。
ソホノス®の詳細については、IPSEN公式サイトや医療機関にお問い合わせをおすすめします。これにより、FOP患者の生活の質が向上することが期待されます。
会社情報
- 会社名
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Ipsen株式会社
- 住所
- 東京都千代田区永田町2-11-1 山王パークタワー3階 エグゼクティブセンター内
- 電話番号
-
03-6205-3483