岡山大学が発行したJ-PEAKS MONTHLY DIGEST vol.10、地域との連携を強化

国立大学法人岡山大学は、2023年12月22日に文部科学省の "地域中核・特色ある研究大学強化促進事業（J-PEAKS）" に採択されました。この事業は、日本の研究力を高めるための大規模な支援プログラムであり、約55億円の資金が集中的に投資されます。岡山大学は、長期ビジョン2050に基づき、地域社会と地球規模での課題解決を目指し、革新的な研究大学としての役割を果たしています。

最新のJ-PEAKS MONTHLY DIGEST（第10号）では、同大学の取り組みや、地域に密着した研究成果について詳細に報告しています。特に、ペプチドシーケンサーという研究設備を特徴として取り上げており、共同利用の進展も含めて紹介されています。これは地域社会との連携を深め、共に成長することを志向する岡山大学の意思を示すものです。

岡山大学は、単に研究開発をするのみならず、地域の中核大学としての誇りを持って活動を展開しています。従来の大学の構造改革を超え、全体的な組織・制度の見直しを進めており、地域のニーズに即した形でのイノベーション創出を行っています。本号では、特に「③まち・仕事・暮らしの変革」というテーマに焦点を当て、地域におけるDX（デジタルトランスフォーメーション）の活用例を紹介しています。

発進する地域の中核研究大学として、農業や林業、物流、移動の分野におけるDX化によって、住民の生活の質向上を実現する努力に取り組んでいます。研究者たちは、地上移動ロボットやドローンを用いて森林の点群データを収集し、資源の可視化を行うことで、地域産業の発展を目指しています。

さらに、阿部純一課長は、J-PEAKSの取り組みについて「地域課題を解決し、Well-Being社会を実現することを目指している」とコメントしています。産業界との協力により、地域課題の解決を図り、持続可能な社会を築くための基盤を整備しています。

今後も岡山大学は、地域と共に成長する研究大学としての役割を果たし、世界に誇る研究の山々を築いていく挑戦を続けていきます。J-PEAKS MONTHLY DIGESTは、その取り組みの一環として、様々なトピックスを月刊で発信しており、地域や社会に寄与する様々な活動を紹介しています。次号以降もさらなる展開が期待されます。

詳細は、岡山大学の公式ホームページでご確認いただけます。地域中核大学としての岡山大学が、未来に向けて創造する研究と社会変革にご期待ください。