健康家族、22年連続日本一を達成
株式会社健康家族(本社:鹿児島県鹿児島市)は、にんにく健康食品を用いた販売戦略で、22年連続して売上日本一の栄誉を手にしました。特に、同社の「伝統にんにく卵黄」は、これまでに1億5,000万袋以上が販売されています。この成功の背後には、創業者・本多荘輔氏の「家族の健康を守りたい」という強い思いが横たわっています。
創業者の思いと「伝統にんにく卵黄」の誕生
健康家族は1976年にスタートし、初めから創業者の本多荘輔氏は家族の健康を重視。特に「家族が健康でいるためには、食べるものが大切」という信念のもと、南九州で有名な「にんにく卵黄」に注目しました。1993年には、ソフトカプセル型の「伝統にんにく卵黄」を発表。しかし、発表当初は市場での必要性に対する不安も抱いていた荘輔氏は、顧客の声を丁寧に聴き、それに基づいて製品を改良していきました。その選択は的中し、いつの間にか「にんにく卵黄といえば健康家族」と知られるようになったのです。
「伝統にんにく卵黄」の進化
1993年以降、健康家族は顧客のニーズに応じて「伝統にんにく卵黄」を改良しました。
- - 1997年:小さな粒で飲みやすい小粒タイプを登場させ、広い年代が利用するように。
- - 2004年:顆粒タイプを発売し、料理にも使えるスタイルを提案。
- - 2005年:安全面への配慮から、日本で初めて植物性ソフトカプセルを取り入れ。
- - 2017年:α-リノレン酸を豊富に含むアマニ油を使用。
- - 2019年:DHA・EPAなどの健康成分を盛り込んだプレミアムバージョンをリリースしました。
これらの改良は全て、顧客の声を基にしたもので、「伝統にんにく卵黄」は健康食品市場において圧倒的な存在感を放っています。
有機栽培「にんにく王」への挑戦
健康家族では、にんにく製品の中核をなすオリジナルブランド「にんにく王」の開発に力を注いでいます。荘輔氏は長年にわたり、安心して食べられるにんにくの有機栽培を目指してきました。とはいえ、有機栽培は病害虫に弱く、手間がかかることが多いですが、荘輔氏は自社農場での挑戦を決意しました。
2010年にはすべての圃場で有機JAS認定を取得し、有機栽培においても品質を確保しています。現在、有機JAS認定を受けている農地は全体のわずか0.35%で、その中でもにんにくの栽培を行っている圃場は非常に限られています。これにより、一般の輸入品に比べて有用成分「GSAC」が3倍以上も含まれるにんにくを生産しています。
未来を見据えた健康家族
2002年の健康家族売上日本一の発表時、周囲がサッカーで沸き立っている中、同社は努力し続ける決意を新たにしました。現在、健康家族は次の30年、50年を見据え、持続可能な農業と顧客一人一人に合った健康食品を提供することを目指しています。荘輔氏の思いは今も社員の心に息づいており、未来に向けた新たな挑戦を続けています。
健康家族は、家族の健康を守るための製品をこれからも多数提供し、より多くの人々に健康を届け続ける決意を固めています。さらに、世界へとその理念を広げていくことこそが、健康家族の次なるターゲットであり、大きな使命とされています。