地域福祉の新たな展望に向けた研修
株式会社まいぱすは、千葉県大網白里市との協力により、「地域包括ケアシステムアップデート研修」を実施しました。この研修は福祉現場で働く職員や行政の方々を中心に、全12回に渡って行われるもので、今回はその4回目となります。研修では、事業継続計画(BCP)、高齢者虐待防止、情報開示といった重要テーマを取り上げ、実践的な内容を提供しました。
研修の背景と目的
近年、日本は超高齢化社会に直面し、福祉分野における課題がますます複雑化しています。それに伴い、自然災害や緊急事態への対応力の強化、高齢者虐待の防止、ICT活用による効果的な情報共有が求められています。この現状を踏まえ、株式会社まいぱすは大網白里市と連携し、地域福祉の向上を目的とした研修を設計しました。研修では、現場が直面する課題を具体的に解決いるための知識とツールを提供し、地域全体の福祉力の向上を目指しています。
研修プログラムの詳細
今回の研修は下記の3つのテーマに分かれ、多岐にわたる内容で構成されました。
第1節: 事業継続計画(BCP)
このセクションでは、自然災害や緊急時における対応計画の策定について説明が行われました。具体的な事例を交え、ライフラインの維持や必要物資の確保方法についても学びました。特に、能登半島地震の実例を通じて、どのように備えるべきかを考えさせられる内容でした。研修はオンラインでも参加可能なハイブリッド形式で実施されました。
第2節: 高齢者虐待防止
虐待を防止するための指針の整備や、委員会の設置・担当者の選任がいかに重要であるかについて語られました。日常的なケア場面においてスタッフが直面する課題の見直しや、新たな介入方法についての議論が展開され、虐待リスクを未然に防ぐための具体的対応策が共有されました。
第3節: 情報開示と透明性の向上
参加者は、簡易的なホームページ作成方法を実践し、法改正に基づいた情報公開の義務についても学びました。重要情報をどのように公開するか、そのプロセスの具体策についても議論しました。
研修の成果と参加者の声
研修には福祉施設の職員、行政職員、市議会議員など多くの方々が参加しました。その中からは、具体的な事例に基づき学ぶことができ、現場での実践イメージが非常に湧きやすかったという声が寄せられました。また、虐待防止について学んだことで、スタッフ間の連携を強化することができたというフィードバックもありました。
今後の展望
研修を通じて得られた知識と経験を基に、株式会社まいぱすはさらなる地域福祉の発展を目指して以下の取り組みを進める予定です。
1.
広域展開: 他の自治体との協力を強化し、研修プログラムを全国に展開する。
2.
ICT教育の深化: 地域住民向けにICT活用の講座を開設し、特に高齢者や福祉職員を対象にした実践的な内容を重視。
3.
政策提言: 研修で得た現場の課題や改善提案を政府や自治体に届け、制度改善に貢献。
4.
地域密着型サービスの拡大: 福祉施設への支援を充実させ、事業継続計画や虐待防止策の導入を支援。
株式会社まいぱすは「地域とともに未来を創造する」というビジョンの下、持続可能で安心できる社会の実現に向けて活動を続けています。
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