東芝テックがロジレスに出資
東芝テック株式会社(本社:東京都品川区)が、EC自動出荷システムを展開する株式会社ロジレス(同じく東京都品川区)に出資しました。これにより、両社は物流業界の新たな時代を切り開くための取り組みを強化していきます。
ロジレスの基盤となるミッションは「ECロジスティクスを変革し、日本の未来をスケールする」というもので、人口減少が進む中でも持続的な物流を実現する仕組みづくりを目指しています。同社が展開するEC自動出荷システムは、OMS(受注管理システム)とWMS(倉庫管理システム)が一体化、一つのプラットフォーム上で機能しているため、効率的な業務運営が可能です。
そのシステムには、RPA(Robotic Process Automation)機能が組み込まれており、出荷指示を自動化。全注文の90%以上が自動出荷を実現できるという驚異的な数字を誇ります。このプロダクトは、EC事業者が複数の倉庫拠点から出荷を行うことを可能にし、配送方法やコストの最適化を促します。
また、ロジレスはトラックによる陸送だけでなく、空輸便も利用した複数の輸送モードを取り入れた「ロジレス便」を展開。これにより、効率的な輸送手段が確立され、さらなる物流のデジタルトランスフォーメーションを推進しています。
東芝テックは、今回の出資を通じて、ロジレスと協力し、小売業者のEC展開において実店舗との在庫連携を強化。また、物流・倉庫業者の業務効率向上を図るための商品やサービスを提供し、新たな価値創出と社会課題の解決に寄与することを目指しています。
ロジレスは、2017年2月に設立され、代表取締役 CEOの足立直之氏が牽引。今後も「LOGILESS」の企画・開発・運営・販売の面で前進し続け、業界の変革に寄与する姿勢を崩しません。
この新たな動きは、物流業界においてどのような影響を与えるのか、今後の展開に大いに期待が寄せられています。
会社情報
- - 社名: 株式会社ロジレス
- - 所在地: 東京都品川区
- - 代表者: 代表取締役 CEO 足立直之
- - 設立年月: 2017年2月
- - 事業内容: LOGILESSの企画・開発・運営・販売
日本のEC市場は日々成長を続けていますが、同時に物流の効率化が求められています。ロジレスの取り組みは、今後の物流の在り方を革新するものとして、注目されているのです。