GRIC2025が提供する新たな機会
国内の成長産業を結ぶ大規模カンファレンス「GRIC2025」が、2025年11月13日に渋谷ヒカリエで開催される。このイベントでは、国内外のスタートアップと投資家が直接対話できる「SPEED DATING」形式のセッションが用意されており、特に注目されている。
SPEED DATINGの形式
「SPEED DATING」は事前選考なしで参加できるため、起業家は通常の出会いでは実現しづらい投資家や大手企業との面談が即日実現する。壁打ちとも呼ばれるこの形式は、参加者が投資家や事業会社との間で直接相談し、資金調達や事業共創、海外展開に繋がる新たな道を模索する場を提供する。
参加企業の概要
今回の「SPEED DATING」には、国内外の23社が参加する予定で、それぞれが異なる目的で来ている。例えば、三井住友海上火災保険はミドルからレイター期の企業に対し、Climate techやAI、モビリティ分野での投資を希望している。また、ソフトバンクはシードからミドル期の企業を対象に、AIモデルやAI SaaSの出資と協業の可能性を探る。
参加企業は、SMBC Edgeやインテック、東急不動産ホールディングス、ソニーベンチャーズなど多岐にわたり、ディープテック、環境エネルギー、宇宙産業など多彩な領域をカバーしている。特に、参加者は自身の課題に合ったパートナーを見つけることができ、その目的は資金調達だけでなく、社会貢献にも及ぶ。
参加方法の詳細
「GRIC2025」への参加は、公式サイトから事前に登録が必要だ。登録フォームではスタートアップの属性を選択し、完了後には確認メールが送付される。イベント当日は、予め公開されているタイムテーブルを確認し、希望する投資家や事業会社のブースに並ぶことで壁打ち相談が可能だ。事前予約は不要だが、混雑が予想されるため早い到着が推奨される。
これまでの実績
「GRIC2025」は、日本のスタートアップエコシステムの成長を促進するイベントとして、過去に9000名以上の登録者を集めた実績がある。前回の「GRIC2024」では、全国63カ国からの登壇者が参加し、多彩なセッションが行われた。定期的に開かれるこのイベントは、国内外のスタートアップがグローバルな舞台で必要なネットワークを拡充する貴重な機会と言える。
参加利点と展望
成長を目指す企業にとっては、「GRIC2025」に参加することで集中的に投資家とコンタクトを取れる貴重なチャンスとなる。特に、資金調達に苦しんでいるスタートアップや、事業拡大を狙う企業にとっては魅力的なプラットフォームだ。新たなビジネスモデルの発想や、異なる視点を持ったパートナーとの出会いが期待され、企業同士のコラボレーションも進むだろう。
このカンファレンスは、日本のスタートアップエコシステムをグローバルに押し上げる一助となること間違いなし。