SGホールディングスグループ、6つの受賞で環境への貢献をアピール
SGホールディングスグループは、第26回物流環境大賞において、傑出した環境保全活動が評価され、合計6つの賞を受賞しました。受賞したのは、サステナブル活動賞、先進技術賞、日本物流記者会賞、そして3つの奨励賞です。これにより、同グループは持続可能な社会に向けた取り組みの強化を印象づけました。
受賞詳細と取り組み内容
1. サステナブル活動賞
株式会社ヒューテックノオリンが受賞したこの賞は、冷凍食品の関東から福岡への輸送におけるモーダルシフトの取り組みが評価されました。鉄道輸送を積極的に利用することで、CO2排出量を83%削減するという成果も上げています。このプロジェクトでは、鉄道の便を最大限に利用するためのマッチングシステムが確立され、特に効率的な両社の貨物を統合しました。
2. 先進技術賞
佐川急便が獲得したこの賞は、山梨県の共同配送の取り組みに対する評価です。過疎地域における物流課題を解決するため、ドライバーの不足や時間の短縮を考慮した共同配送のモデルを構築しました。この施策により、CO2排出量を約29%削減し、地域住民の利便性も向上しています。
3. 日本物流記者会賞
再び佐川急便が受賞したのは、環境負荷低減を目的とした鉄道とトラックを組み合わせた輸送スキームが評価されてのことです。この取り組みにより、パッケージ製品の輸送におけるCO2排出量を約81%削減し、環境への配慮を見せつけました。
4. 奨励賞(1)
同じく佐川急便が受賞した「株式会社なとり」プロジェクトでは、トラックによる輸送から鉄道輸送への変更により、約78%のCO2削減を実現しました。この取り組みは、配達の効率を改善しながらも、環境への配慮を忘れないものでした。
5. 奨励賞(2)
環境への取り組みを続ける佐川急便が手がけたのは、トラックからモーダルシフトへの挑戦です。このプロジェクトでは、熊本から横浜への輸送が改善され、試験輸送を通じて新たな積載方法を確立。これにより、またしても約78%のCO2排出量削減を達成しました。
6. 奨励賞(3)
佐川急便と佐川グローバルロジスティクスによる幹線輸送の見直しでは、鉄道輸送の活用が功を奏し、CO2の排出量を41%削減しました。また一時的な倉庫保管を設けることで、緊急需要に応じた迅速な対応も実現しています。
SGホールディングスグループの社会的責任
このように、SGホールディングスグループは自社の中期経営計画「SGH Story 2027」で、脱炭素社会へ向けた対応を重要施策として位置づけており、今後も環境に配慮した取り組みを推進していく方針です。物流業界の持続可能性を追求し、これからも社会貢献に寄与する姿勢が求められています。
物流環境大賞についても再確認
この物流環境大賞は、物流部門における優れた環境保全を行う企業を表彰するもので、環境問題に対する意識が高まる中で、物流業界全体のさらなる発展と環境負荷の低減を目指す重要な取り組みです。SGホールディングスグループの活躍は、他の企業にとっても好ましい模範となるでしょう。