社会的孤独を解消するための取り組み
東京都内で、社会的孤独や孤立に関する問題に焦点を当てた合同相談会と講演会が、2023年11月から2024年1月にかけて開催されます。主催は、2020年に設立された市民団体で、当事者やその家族、支援者が一緒になってこの問題に取り組んでいます。
イベントの背景
近年、社会的孤独や引きこもりは多くの人々に影響を与える問題となっています。内閣府の調査では、15歳から64歳の生産年齢人口の中で、約146万人が引きこもり状態であるとされています。また、コロナ禍の影響で、特に職を失った人々が引きこもりになるケースが増えています。これにより、誰もが孤立のリスクに直面していることが明らかになりました。
このような状況から、社団法人は、孤独や孤立による支援の必要性が高まっていると認識し、今回のイベントを開催する運びとなりました。目指すのは、参加者が自分らしい生き方や回復方法を見つけるきっかけを提供することです。
開催概要
計7回を予定している本イベントでは、オンラインとリアルの両方でセッションが行われます。
- - キックオフイベント: 2023年11月19日 (オンライン)
- - 中央地域セッション: 2023年12月3日 (オンライン)
- - 南部地域セッション: 2023年12月10日 (オンライン)
- - 西部地域セッション: 2023年12月17日 (会場開催)
- - 東部地域セッション: 2023年12月23日 (会場開催)
- - 多摩地域セッション: 2024年1月8日 (リアル開催)
- - 活動報告会: 2024年1月28日 (オンライン)
各セッションでは、個別の相談のほか、それぞれの地域における孤独や孤立に関する課題に取り組む支援機関の情報を提供します。参加者には、支援者とネットワークを築く機会もあります。
参加対象者と定員
本イベントは、行き渋りや不登校、引きこもり、発達障害など生きづらさを感じている方、その家族、支援者を対象としています。オンライン企画は各回100名まで、リアル開催でも各回100名までの参加を受け付けます。また、後日オンデマンド配信も用意しており、定員制限はありませんが、事前の申込が必要です。
参加費用について
- - 当事者・経験者: 無料(オンデマンドは有料)
- - 家族・支援者: 資料代として各回1000円
- - 後日のオンデマンド配信: 各回500円
事前入金制となっており、専用の振込先も用意されています。参加希望の方は、事前にインターネットまたはメールから申し込みが必要です。
お問い合わせ先
イベントに関する詳しい情報は、一般社団法人 生きづらさインクルーシブデザイン工房まで。電話やEメールでの問い合わせも受け付けており、直接会場に来ることも可能です。
この取り組みを通じて、孤独感を抱える多くの方々が支援を受けられる環境を整え、地域社会が一体となって問題に取り組む姿勢を強化していくことが期待されます。ぜひ、参加してみてください。