ZOZOのレビュー管理
2024-08-30 14:03:41

ZOZOが生成AIを駆使したレビュー管理ツールを開発し業務効率を大幅改善

生成AIとZOZOの新たな挑戦



ファッションECサイト「ZOZOTOWN」を運営する株式会社ZOZOは、2023年4月に独自開発した「アイテムレビューパトロール」というツールの運用を開始しました。このツールは、生成AIを活用してZOZOTOWN上のユーザーによるアイテムレビューのチェックを行います。

業務効率の向上



導入から四ヶ月が経過した結果、ZOZOの担当者はガイドライン違反のチェックにかける作業時間を67.7%も削減でき、チェック件数も68.5%減少しました。このツールはAIが自動的にレビューをモニタリングし、ガイドラインに基づいて違反を検出します。これにより、担当者は以前のようにすべてのレビューを一からチェックする必要がなくなりました。

ユーザーのために



以前は、不適切と思われるレビューを手動で確認する必要がありましたが、アイテムレビューパトロールの導入によって、ガイドライン違反の可能性が高いレビューのみを精査すればよくなりました。この変化は、生産性向上だけでなく、ユーザーがアイテムレビュー機能を利用する際の利便性を大いに高めることが期待されます。

ZOZOの目指す未来



ZOZOは今後も、経営戦略「MORE FASHION × FASHION TECH」に基づき、生成AIをはじめとする技術の業務や事業への活用を進めていきます。これにより、より価値のあるユーザー体験を提供することを目指し、ファッション業界に新たな風を吹き込むことを計画しています。

他のAI活用の取り組み



特に、ZOZOでは過去9ヶ月間にわたり、社内の各部署からのニーズを元に23のツールを独自開発しており、その中にはお問い合わせに対する自動応答の「問い合わせ対応bot」や、営業チーム向けの「週ごとの売上トピックス作成ツール」などが含まれています。また、エンジニアリング部門では「GitHub Copilot」も導入され、約500人のエンジニアがその恩恵を享受しています。社内調査では、89.4%がGitHub Copilotのおかげで生産性が向上したと感じており、仕事の充実感や満足度も高まっているとの結果が示されています。

このように、ZOZOはITとAI技術を積極的に取り入れ、業務の効率化やユーザー体験の向上を図っています。これからもその動向に注目です。


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会社情報

会社名
株式会社ZOZO
住所
千葉県千葉市稲毛区緑町1-15-16
電話番号

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