価値を贈る新たなプラットフォーム「giv」とトレーニングの未来
価値を贈ることをテーマにしたプラットフォーム「giv」は、参加者同士が特技や好きなことをギブすることで、感謝とつながりを育む取り組みです。ユーザーがギブを受け取ると、次は別のメンバーに自分の持っているスキルを提供することで、この連鎖が続いていきます。アプリ上でのやり取りが可視化され、誰が何を贈ったのかが一目でわかる仕組みも特徴的です。
このプラットフォームは、現在「美容」、「健康」、「食」、「学び」といった分野における専門家たちで構成されています。具体的には、美容師、スポーツトレーナー、ヨガインストラクター、さらには農家や漁師など様々な分野のプロフェッショナルが参加。このような特技を持つ参加者同士が互いにギブを交換することで、新たな価値が生まれることを目指しています。
ある例として、農家が美容室でヘアカットを受けたお礼にお米を贈るといった流れがあり、全てがプラットフォーム上で管理され、感謝のつながりを生み出しています。この「giv」の基本理念は、経済的な取引なしで人々が価値を提供し合うことを促進することにありますが、一部のサービスでは最低限の費用が発生する場合もあります。
トレーニング体験の提供を進める「THE PERSON」との提携
最近、givは新たに独立開業を目指すトレーナーと空いているジムをマッチングするプラットフォーム「THE PERSON」との提携を発表しました。THE PERSONは、パーソナルトレーナーが活動しやすい環境を整えるために、ジムの空き時間を貸し出す仕組みを提供しており、全国で1500名以上のトレーナーと150店舗以上のジムが登録されています。
この提携により、トレーニングを受けたいがその機会がなかった方々にも、メンバーを通じて気軽にトレーニング体験を提供できるようになるでしょう。トレーナーの方々にとっても、自身の取り組みがデジタル資産として蓄積されるため、信頼の基盤を築くことが期待されます。
トレーナーの声が集まる現場
トレーニングを一般の人々にも普及させたいと語るトレーナーたちの声も印象的です。トレーナー歴20年の高桑氏は、givを通じて未経験者にもトレーニングの魅力を感じてもらう機会が増えていると語ります。一方、庄司氏はTHE PERSONによって施設利用料を”ギブ”してもらえることで、より多くの人々にパーソナルトレーニングを提供しやすくなったと述べています。
ギブの精神を広めるフィロソフィーパートナーの募集
また、givはさらなる価値の交換を促進するため、ギブの精神に賛同する企業をフィロソフィーパートナーとして募集しています。イノベーションと連携を通じて、様々な業界との連携を図り、より多彩な価値が生まれる環境を築いていく方針です。地域コミュニティとの連携も視野に入れており、ファーマーズマーケットなどのイベントを通じて、新たな交流の場を生み出す予定です。
価値を贈る新しい流れを作り上げる「giv」が、これからどのように成長していくのか、今後の展開も目が離せません。
詳細は
givのウェブサイトから確認できます。また、一般社団法人givでは「好きなことで誇りを持って生きる」という理念のもと、メンバー同士が価値を贈り合い、社会全体の豊かさを追求しています。日テレ New24 the SOCIALでも取り上げられたこの活動に、今後も注目です。