ESG経営への挑戦
2024-12-27 12:18:21

ディエスジャパンが挑むESG経営への転機とその成果

ディエスジャパンが挑むESG経営への転機とその成果



株式会社ディエスジャパンは、大阪府東大阪市に拠点を構える中小企業で、リユーストナーを製造・販売しています。2024年12月16日、同社の代表である北條陽子氏が東京都内で開催された「CRIF Japan Seminar for Synesgy」にて、会社のESG(環境・社会・ガバナンス)経営について語りました。このセミナーでは、コロナ禍における事業再構築や、リユーストナーの環境への貢献についての取り組みが紹介されました。

リユーストナーの意味とその重要性


リユーストナーは、レーザープリンター用のトナーカートリッジを回収・修理して再販売するための製品です。一般的にリサイクルトナーと混同されがちですが、リユースの場合は廃棄物として処理することなく、繰り返し使える点が特長です。これにより、プラスチックの廃棄量とCO2排出を削減することが可能です。

しかし、リユーストナーの認知度はまだ高くなく、多くの人々はコスト面だけを重視し、その環境価値については十分に理解していないという現実があります。

コロナ禍での事業再構築


2019年に社長に就任した北條氏は、すぐに襲った新型コロナウイルスの影響を受け、リユーストナーの需要が激減しました。ペーパーレス化の進行に伴い、印刷業界全体が萎縮したからです。北條氏は、コロナ禍を逆手に取り、従業員の意見を反映しながら企業組織の改革に着手し、新たな事業モデル構築を目指しました。

ダイバーシティへの取り組み


新たな方向性を定めたディエスジャパンは、障がい者雇用の促進を目指して「ウィズダイバーシティプロジェクト」に参加しました。外部のリソースを活用することで、雇用環境の向上を実現し、経営面でもプラスの効果を得ました。また、地域のサッカーチームFC大阪とパートナー契約を結び、地域貢献にも取り組んでいます。

脱炭素と環境戦略


ディエスジャパンは脱炭素社会の実現も目指しており、リユーストナーを通じて顧客企業の脱炭素化にも取り組んでいます。具体的には、顧客企業へのCO2排出量の見える化、削減対策の提案などを行っています。また、SDGs(持続可能な開発目標)への取り組みを示すロゴの作成や、再生可能エネルギーの利用推進など、環境負荷を低減させる活動を積極的に進めています。

CRIF Japanとの連携とESG評価


ディエスジャパンは、CRIF Japanが提供するESG評価サービス「Synesgy」を利用し、A評価を取得しました。この評価は、ESG経営における特定の取り組みが国際的に認められた証です。今後も、持続可能な社会の実現に向けて、ESG経営の改善に努めていく方針です。

まとめ


ディエスジャパンのESG経営への取り組みは、環境への深い理解に基づいています。環境を意識した製品を提供し、地域社会や顧客に持続可能な社会を根付かせることが、今後の更なる成長へと繋がるでしょう。中小企業のESG経営は、業界全体においても大きな影響を与える可能性があります。

是非、ディエスジャパンの活動に注目してください。


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会社情報

会社名
株式会社ディエスジャパン
住所
大阪府東大阪市吉田本町3-3-45
電話番号
072-963-0044

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