武蔵野大学文学部の選書展がいよいよ開催
武蔵野大学が2023年から始めた「夏休みに読みたい一冊」という展示企画も今年で3年目を迎え、総選書数は223冊となりました。2025年7月19日から8月31日まで、西東京市中央図書館で開催されるこの展覧会では、文学部の学生16名が厳選した本が紹介されます。
学生たちが選んだ本のテーマ
この展示には、自由な発想で選ばれた21冊の本が登場します。その選書のテーマは「表現やフレーズが好きな本」「手軽に読める本」「自分が生まれた年か月に出版された本」となっており、学生たちはそれぞれのテーマに基づいて一冊を選んでいます。彼らが作成した紹介パネルを見ながら、それぞれの本に込めた想いや魅力を感じ取ることができるでしょう。
文学部3年生の石森美咲さんは、「過去に出会った本に感動したことが、今回の選書やパネル作成へとつながりました」と語ります。限られた文字数で本の魅力を伝える難しさを感じながらも、彼女は希望を持ってその表現に取り組んでいます。
展示コーナーの準備
展示に先立って、学生たちは7月18日に展示コーナーを設けました。3年生の伊藤雅泰さんは、「普段から本を読む人にも、初めて読む人にも楽しんでもらえる内容を意識しました」と述べ、おすすめの本を選出した理由を語ります。
学生の視点で本を選ぶ意義
本企画は学生自身が選書や展示内容を決定することによって、地域住民や同世代の若者に読書の楽しさを伝えることを目的としています。昨年の展示では、「学生のセンスに触れられて新鮮だった」という利用者の声も多く寄せられ、図書館関係者からも高評価を得ていました。今年度もそんな反響を受け、新たなアイデアで展示をブラッシュアップしています。
自由な楽しみ方を提案
どなたでも自由に観覧できる本展は、夏休みの読書リストに加えていただける、またとないチャンスです。学生たちの思いが込められた書籍との出会いを通じて、さまざまな読書の楽しさに触れてみてはいかがでしょうか。展示作品は、選ばれた本にまつわる新たな知識や視点をもたらすことでしょう。
普段の生活の中であまり手に取らないジャンルの書籍を選ぶきっかけとしても、また、自分自身が学生の選書を体験することで、読書の楽しさや奥深さを再発見できる機会となればと願っています。
展示の概要
- - 展示期間: 2025年7月19日(土)〜8月31日(日)
- - 展示場所: 西東京市中央図書館
- - 共催: 武蔵野大学文学部日本文学文化学科 / 西東京市中央図書館
- - 展示数: 21冊
この機会に、武蔵野大学の学生たちが選んだ特別な一冊を手に取り、読書の世界に飛び込んでみてください。