松浦秀俊、国際双極症学会に登壇
株式会社リヴァの双極事業部門長、松浦秀俊氏が、2025年9月17日から19日にかけて開催される「国際双極症学会(ISBD)2025年年次総会」に登壇することが決まりました。この学会では、双極症の患者さんに関するオンライン調査の結果や、国内における支援活動について報告される予定です。
学会の詳細と松浦氏の役割
松浦氏は、学会期間中に一つのシンポジウムでの発表に加えて、ポスター発表の共著者としても活動します。
シンポジウムについて
- - 日程: 2025年9月19日(金) 15:15〜16:45
- - テーマ: 日本の双極症当事者団体の活動と未来の方向性
- - 座長: 松尾幸治(埼玉医科大学教授、国際双極症学会理事)
- - 登壇者:
- 木野内南(名古屋大学大学院、NPO法人ネット心理教育ピアサポート副理事長)
- 鈴木映二(東北医科薬科大学教授、NPO法人ノーチラス会理事長)
- 松浦秀俊(株式会社リヴァ/双極事業部部門長)
ポスター発表について
- - 日付: 2025年9月17日(水)
- - テーマ: 双極性障害の患者が経験する課題に関するオンライン調査
- - 共著者:
- 加藤忠文(順天堂大学大学院教授)
- 加藤正樹(関西医科大学教授)
- 増田孝裕、
- 小西修(両名とも住友ファーマ)
など、名だたる大学や企業からの専門家が共著として名を連ねています。
株式会社リヴァの支援活動
株式会社リヴァは、「自分らしく生きるためのインフラをつくる」というビジョンを掲げ、特にメンタルヘルス不調者への社会復帰支援に力を注いでいます。その一環として、双極症に特化した就労移行支援事業所「双極はたらくチャレンジ」を2025年1月から開始しました。この取り組みは、双極症の特性を持つ方々のニーズに応えるために設計されています。
支援の重要性
リヴァは、うつ病などのメンタルヘルス不調を抱える方々に向けた「リヴァトレ」プログラムを通じ、多くの方々の復職や再就職を支援してきました。しかし、双極症の特性に合った支援が必要だと感じ、この新しいプロジェクトが立ち上がりました。特に、双極症患者が直面する働く上での課題に関する調査からのフィードバックを生かし、実効性のある支援を行う方針です。
オンラインメディアでの取り組み
さらに、「双極症と働く」に関する情報を発信するWebメディア「双極はたらくラボ」も運営。ここでは、双極症の当事者が抱える課題や解決策に関する情報を提供しています。このメディアを通じて、より多くの当事者の声を集め、支援に生かすことが目指されています。
まとめ
松浦氏の登壇は、双極症患者に対する理解を深めるだけでなく、今後の支援活動に向けた新たな方針を示す重要な機会となることでしょう。リヴァのこれらの取り組みが、双極症の理解と支援の拡充につながることを期待しています。