テスラ モデル3 の詳細なデータでEV開発を加速!小野測器がベンチマーキングレポート販売開始
株式会社小野測器は、EV開発におけるベンチマーキングレポート販売に、新たにテスラ モデル3のレポートを追加し、販売を開始しました。同社は2023年から中国車のEVを対象としたベンチマーキングデータ販売を開始しており、今回、ユーザーからの強い要望に応え、世界で注目されるテスラ モデル3のデータを追加しました。
小野測器は、音響・振動に関する計測・解析技術を強みとし、モーター・インバーター振動、音、パワーユニットマウント振動、車室内騒音、伝達系振動特性、サスペンション・タイヤ振動、警音器など、多岐にわたるデータを測定・解析しています。
今回のレポートでは、
モーター・インバーター振動:低速域から高速域まで、定常走行と過渡走行におけるモーター・インバーターの振動を3軸加速度センサーで測定・解析
モーター・インバーター音:パワーユニットの各面にマイクロホンを設置し、低速域から高速域まで、定常走行と過渡走行における騒音を測定・解析
パワーユニットマウント振動:パワーユニットから車両ボディに入力される振動を、3軸加速度センサーで測定・解析
車室内騒音:運転席と助手席にマイクロホンを設置し、低速域から高速域まで、定常走行と過渡走行における騒音レベルを測定・解析
伝達系振動特性:ハーシュネス路面を走行した際のステアリングコラムと運転席のシート振動を測定・解析
サスペンション・タイヤ振動:走行中のタイヤから入力される振動を、ステアリングナックルやサスペンションタワー等の振動を測定・解析
* 警音器:ISO路面にて道路運送車両法に基づいた場所に騒音計を設置し、車両の警音器を作動させた際の騒音レベルを測定
などを含む詳細なデータを提供します。
小野測器は、今後も年間3~4車種のペースで計測データを拡充していく予定です。自動車メーカーだけでなく、モーターサプライヤー関連など、幅広い企業がEV開発のベンチマーキングに役立つ情報を提供することで、カーボンニュートラル社会の実現に貢献していきます。
小野測器について
1954年創業の小野測器は、電子計測機器の製造、販売、各種エンジニアリングサービス事業を展開する企業です。創業以来、自動車産業をはじめ、建設機械、食品、医療検査など、幅広い分野において、研究開発のサポートから製造工程での測定技術を提供しています。
特に自動車産業では、HondaのF1レース活動において、V6ターボエンジンのベンチ試験用の操作システムを特注制作するなど、技術面でサポートしてきました。近年では、電動車両(EV)開発支援など、カーボンニュートラル社会実現に向けた新たなビジネス領域にも参入しています。