パナソニック、EV充電器「ELSEEV hekia S Mode3」をモデルチェンジ
パナソニック株式会社 エレクトリックワークス社が2025年7月22日に新しいEV・PHEV用充電器「ELSEEV hekia S Mode3」を発売すると発表しました。この製品は、2050年のカーボンニュートラル実現に向けて、国の取り組みと連携し、電気自動車の普及における重要な役割を果たします。
新しい機能と特長
「ELSEEVシリーズ」は2010年からの歴史を持ち、多くの戸建住宅、集合住宅、公共施設、商業施設などで利用されています。新モデルは、これまでの機能をアップデートし、さまざまな市場ニーズに応える形で発展しています。
特に注目すべきは、コネクタホルダの別体化です。これにより、設置時の自由度が増し、ケーブルの取り回しがより簡単になります。また、新たに搭載された鍵付きのコネクタホルダは、商業施設など不特定多数の人が出入りする場所での盗電やいたずら対策にも効果を発揮します。すべての機器連携タイプが通電のON/OFFを制御できるため、高いセキュリティを提供します。
また、充電出力やケーブルの長さも選べるようになり、標準タイプには3種類のケーブル長(5 m、7 m、10 m)が追加され、これによりさまざまな車種に対応できるようになりました。さらに、4.8 kWの充電出力(標準タイプのみ)や、国際標準の通信プロトコル「OCPP」への対応が可能な通信ユニットを新たに導入することで、他社のサービスとも統合できる柔軟性を持っています。
充実した品番ラインアップ
新製品「ELSEEV hekia S Mode3」は合計で9品番を用意し、標準タイプが5品番、機器連携タイプが4品番で展開されます。これにより、消費者のニーズに応じた選択肢が広がります。希望小売価格は200,200円から305,800円(税込)と設定され、多様な設置環境に対応した価格帯となっています。
環境意識の高まりに応じた取り組み
パナソニックは、「ELSEEVシリーズ」を通じて、電気自動車充電インフラの拡大に注力し、脱炭素社会の実現に向けた取り組みを進めています。これにより、EV充電の利便性を向上させるとともに、利用者のセキュリティ意識にも配慮した製品を提供し、持続可能な社会の実現へと貢献しています。
まとめ
「ELSEEV hekia S Mode3」は、電気自動車の需要の高まりに応える形で進化し続けています。新機能や充実したラインアップを通じて、個々のニーズに応じた安全で効率的な充電環境を提供するために、パナソニックは前進し続けます。新しいEV充電器の誕生に期待が寄せられます。