FCLコンポーネントが新たなスリムパワーリレーを発表
FCLコンポーネント株式会社(本社:東京都品川区)が、産業機器向けの新製品「スリムパワーリレーFTR-MYシリーズ」のソケット対応形を発表しました。この新たなリレーは、特にインターフェースリレーやPLCにおいて、リレー交換を容易にすることを目的としています。これにより、エンドユーザーはリレーの故障時でも、基板を交換することなくリレーのみを迅速に取り替えることができます。
FTR-MYシリーズの特長
FTR-MYシリーズは、これまで長年にわたり、PLCなどの産業機器で広く使用されてきた信頼性と実績を誇るスリムパワーリレーです。PLC内におけるリレーの重要な役割は、以下の通りです。
1.
電気的絶縁の確保:低電力のPLC電子回路と高電力のフィールド回路との間で、安全な絶縁を提供します。
2.
電圧/電流のスイッチング:PLCの出力信号と外部負荷との間の電流や電圧を制御します。
3.
保護機能:過負荷、短絡、過渡電圧からPLCの出力を守ります。
さらに、新たに追加されたソケット対応形リレーでは、リレーの側面にガイドが設けられており、ソケットへの取り付け・取り外しが簡単で、安全に行えるようになっています。このリレーは、端子部分はあらかじめはんだ済みとなっているため、プリント基板への実装も可能です。
今後の展開
加えて、FCLコンポーネントはFTR-MYシリーズのラインナップを拡充するべく、リフロー対応形リレーの開発も進めています。このリフロー対応品は、生産工程の効率化や基板実装コストの最適化が期待されており、また密封構造によって粉塵等の侵入を防ぎ、優れた耐環境性を提供します。リフロー対応品は2027年4月の発売を目指しており、現在はエンジニアリングサンプルが受付中です。
量産スケジュールと製品仕様
新しいスリムパワーリレーFTR-MYシリーズの量産は2026年4月を予定しています。販売価格についてはオープンプライスが設定されており、詳細な仕様は以下の通りです。
- - シリーズ:FTR-MY
- - 接点構成:1a(1メーク)
- - 接点定格:5A、30VDC/250VAC
- - コイル定格電圧:24VDC
- - 定格消費電力:150mW
- - 耐電圧(開放接点間):750VAC、1分間
- - 耐電圧(コイル-接点間):3,000VAC、1分間
- - 耐サージ電圧(コイル-接点間):5,080V(1.2 x 50μs)
- - 外形寸法/質量:5.0 x 20.9 x 12.0mm / 約2.5g
なお、ソケットの販売は行っておりませんが、リレーの新たな選択肢として、今後も製品開発と改良を進めていく予定です。FCLコンポーネントは、グリーンエネルギーの普及に貢献するため、高信頼・高性能リレーの拡充を目指しています。