新しい風を巻き起こすSagiri SólのデビューEP
日本の音楽シーンで注目されているシンガーソングライター、Sagiri Sólが初のEP『heat shock』をリリースしました。このEPには、彼女自身の個性的な音楽スタイルと、幅広いプロデューサー陣とのコラボレーションが見られます。『heat shock』には、有名なプロデューサーSam is Ohm、Shin Sakiura、TAAR、Mori Zentaro、そして大井隆寛が参加しており、それぞれの音楽的な個性が光る5曲が収録されています。
Sagiri Sólは、そのハスキーで力強いボイスと、感情豊かなメロディセンスで知られています。2022年から活動を開始した彼女は、すでにVivaOlaやWez Atlasとのコラボレーションを果たし、同世代のアーティストたちから支持を集めています。多様な文化を背景に持つ彼女は、アイスランドと日本の音楽要素を織り交ぜ、独自のスタイルを確立しています。彼女の音楽には、英語と日本語を巧みに使用したユーモアのセンスも感じられ、これが彼女の大きな魅力になっています。
EPの内容とテーマ
EP『heat shock』の制作において、Sagiri Sólは5つの異なる楽曲をそれぞれ異なるプロデューサーと手掛けました。彼女自身が語るように、各曲には「人生のいろんなフェーズで聴きたくなる音楽」というテーマが込められています。このEPは、喜びや悲しみ、怒り、無気力といった様々な感情に寄り添う音楽であり、リスナーにとっての挿入歌となることを目指しています。
各トラックの魅力
1.
heat shock
プロデューサーSam is Ohmとのタッグで制作されたこの曲は、情熱や生きることの驚きを描いています。Sagiri Sól自身の心の叫びが感じられる、力強いトラックです。
2.
ruby
Shin Sakiuraがプロデュースしたこのラブソングは、「君の瞳はルビー級」というテーマで、恋愛の神秘を歌ったものです。サウンドの温もりとカラフルさが印象的です。
3.
ghost
TAARとの共同制作で、身近な人の死をテーマにした非常に感情的な楽曲。2000年代のJ-POPに現代的な解釈を加えた仕上がりです。
4.
aiueo
Mori Zentaroとのコラボ曲で、あいうえお順のユーモラスな歌詞が特徴。恋愛の甘酸っぱさを描写した青春ソングです。
5.
train catcher
シンプルなギターとボーカルで構成されたこの曲は、日常の忙しさや人々の心情をつづったほのぼのとした作品です。
Sagiri Sólのコメント
彼女はEPのリリースに際して、「EP『heat shock』を通じてみんなにいい意味での“Shock”を届けたい」とつぶやきました。Sagiri Sólの音楽はただの娯楽ではなく、心の薬であり教科書でもあると、自身の音楽を持つ意味をしっかりと考えさせるものであります。
まとめ
Sagiri SólのデビューEP『heat shock』は、彼女の音楽的成長と多様性を見事に表現した作品です。今後の彼女の活動がどのように展開していくのか、音楽ファンとして目が離せません。