さとのば大学とパーソルが共創する新しい社員研修プログラムの実施

越境ツアー型研修の新たな展開

さとのば大学は、パーソルホールディングスと手を組み、従業員のキャリア形成を促進する新しい研修プログラムを発表しました。このプログラムは、全国15地域を舞台にした越境ツアー型のもので、社員が自らのキャリアオーナーシップを育むことを目的としています。

1. さとのば大学とパーソルグループの協業

協業は「はたらいて、笑おう。」というビジョンを掲げるパーソルグループとスタートしました。さとのば大学は、地域を学びの場としながら、未来の共創人材を育成することを目指しています。これにより、職場でのキャリア観を見直し、自分らしいライフスタイルを見つける機会を社員に提供します。

2. 日本の地域で育まれる生きる経験

さとのば大学では、日本全国15地域との連携によって、地域の特性を活かした教育プログラムが開発されました。パーソルグループは、社員が主体的にキャリアを作り上げるための公募型研修「＠（アット）」を展開しており、その一環として新たに越境ツアー型研修を実施します。このプログラムは、社員が自然や新しい人々との出会いを通じて自己を見つめ直すことを重視しています。

3. キャリアオーナーシップとは

いま、私たちの働き方は大きく変わりつつあります。人生100年時代を迎え、キャリア観も「企業から与えられるもの」から「自分で作り上げるもの」へとシフトしています。そうした中で、キャリアオーナーシップを育むことがいかに重要かがクローズアップされています。日常生活から解放され、自然環境や人との出会いを通じて、自分自身の価値観や将来を再評価することが求められています。

4. 連携する地域の特性

さとのば大学が連携する地域は、全国的に地域活性化の先駆けとなる存在です。これらの地域は、高齢化や人口減少といった課題を抱えていますが、越境体験を通じて新しい価値観の創出を目指しています。プログラムでは、それぞれの地域の自然環境や人々の生活を反映させた対話型の学びを重視し、参加者自身が持つ「理想の未来」や「理想のキャリア」に目を向けさせます。

5. 具体的な研修プログラムの内容

この越境ツアー型研修は特に岐阜県郡上市で初めて行われます。プログラム内容には、長良川の源流域での自然体験があり、そこでは川や森を通じて自分のキャリアの源流を見つめ直すことができます。特に注目されるのが、参加者同士で「心音」を聞くための対話時間や、源流サウナ体験など、身体感覚を大切にした取り組みです。