東京都 品川区 介護施設 スケッター

東京都品川区は、介護・福祉領域に特化した有償ボランティアのマッチングプラットフォーム「スケッター」を運営する株式会社プラスロボと連携し、介護施設の魅力発信を強化する取り組みを開始しました。

この取り組みは、品川区の「介護職魅力発信事業」の一環として行われます。スケッターを通じて、地域住民が品川区内の介護事業所でボランティア活動を行うことで、地域住民と介護事業所の接点を構築し、地域貢献を促進することを目的としています。

スケッターは、登録者約5000人のうち7割近くが介護福祉領域の経験がない異業種の人々で、学生や10〜30代の若者から60〜70代のアクティブシニアまで、幅広い世代が活躍しています。これまで介護に興味があっても、関わるきっかけや手段がなかった人々にとって、スケッターは参入しやすいプラットフォームとなっています。

スケッターは、ボランティア活動後には口コミ発信ができる「体験レポート」機能を備えています。この機能を通じて、介護事業所の魅力を可視化し、地域住民への理解と関心を深めることを目指しています。

品川区では、多くの区民がスケッターを通じて介護事業所に足を運び、地域口コミを発信することで、介護に興味を持つ人材の発掘に繋げたいと考えています。そのため、9月〜2月までの半年間、品川区が事業所のスケッターシステム利用料を負担します。

今回の取り組みは、品川区だけでなく、埼玉県川口市、東京都中野区、茨城県大子町など、多くの自治体や社会福祉協議会と連携し、地域社会における介護福祉の活性化に貢献していくことが期待されます。