孤立感を解消する支援
2026-03-26 16:20:11

子育て支援「ホームスタート」で孤立感が軽減される理由とその実績

子育て支援「ホームスタート」の効果とは



認定NPO法人ホームスタート・ジャパンが実施した調査によると、利用者のなんと94.6%が「孤立感が解消した」と回答しています。この調査は、ホームスタートを利用する妊婦や乳幼児を抱える家庭を対象に行われたもので、全国的に広がる子育て支援の中で、どのような効果があるのか明らかにしました。

調査の背景と目的



この全国規模のアンケートは、2024年2月から2025年11月の間にホームスタートを利用した18歳以上の妊婦や乳幼児家庭に対し行われました。調査期間は2025年12月から2026年1月まで、回答数は426件に及びました。研究代表者は東京未来大学の野澤義隆准教授が務め、調査結果は「住民の寄り添い型伴走訪問支援を利用した妊婦・乳幼児家庭のニーズと効果調査報告書」としてまとめられています。

利用者の声:何に困っていたのか



アンケートでは、利用者がホームスタートを利用する前に抱えていた困りごとの実態が浮き彫りになりました。中でも目立ったのが「ワンオペ育児」という問題で、426件の回答のうち187件がこれに該当しました。*

さらに、育児への不安を感じたり、二人以上の子供を育てることの難しさに直面する親も多いため、家事の支援だけではなく、「一人で育児を抱え込む状態」に直接アプローチする必要性が強調されました。

利用者への効果:主な改善点



ホームスタートを利用した後の効果について尋ねたところ、最も多い回答は「孤立感が解消した」が94.6%というものでした。その他にも、不安感やイライラの軽減、地域に対する親近感の向上、家事や育児の効率的なやりくり、子どもへの関わりに余裕が生まれたこと、周囲の人に助けを求めやすくなったことなどが挙げられ、80%以上の方が効果を実感しています。

他の子育て支援との差別化



最近、こども家庭庁は新しい子育て支援策として「子育て世帯訪問支援事業」を推進していますが、多くの場合、提供される支援は家事の代行サービスに限られることが多いのです。これに対してホームスタートは、家庭に訪問し、一緒に育児や家事を手伝うという「寄り添う」タイプの支援を行っています。

利用者からは、ホームスタートの独自性を以下のように評価する声が寄せられています。
1. 家族や親族とは異なる適切な距離感を持つ人が、子どもへの接し方や遊び方を教える機会を提供してくれる。
2. 他の支援サービスでは否定的な意見を受けることがあるが、ホームスタートはじっくり話を聞き、寄り添ってくれる。
3. 無料で提供されるため利用しやすく、初めての一歩を踏み出しやすい。

保健師との連携と役割



保健師に対するインタビューからも、ホームスタートの効果が裏付けられました。親たちのメンタルを支える役割や、家庭訪問で育児に寄り添うことで、子どもの発達を促す助けとなっていることがきわめて重要な要素です。特に、利用者が無料で利用できる点は、専門家の勧めやすさにもつながっています。

ホームスタート活動の概要



ホームスタートは、50年以上前にイギリスで開始され、世界中に広がっている家庭訪問型の子育て支援です。地域のボランティアが子育て家庭をサポートし、孤立を和らげ、地域全体のこどもたちの幸せな成長を支える仕組みを提供しています。600を超える訪問実績があり、33都道府県で活動が行われています。

公式サイトでの詳細



調査結果の詳細は、認定NPO法人ホームスタート・ジャパンのウェブサイトで確認できます。「住民の寄り添い型伴走訪問支援を利用した妊婦・乳幼児家庭のニーズと効果調査報告書」や、支援ガイドの情報も掲載されています。地域に根付いた形で育児支援が行われ、孤立感を解消するためのアプローチが続けられることで、より充実した子育て環境が整うことが期待されています。


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会社情報

会社名
認定NPO法人ホームスタート・ジャパン
住所
東京都新宿区大久保3-10-1 2F
電話番号
03-5287-5771

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