美術館がグッドデザイン賞
2024-10-17 03:26:57

障害者アートサービス「脳が脱皮する美術館」がグッドデザイン賞受賞

障害者アートの新たな取り組み「脳が脱皮する美術館」



この度、一般社団法人FUKU・WARAIと株式会社フクフクプラス、一般社団法人シブヤフォントが協力して展開しているアートサービス「脳が脱皮する美術館」が、2024年度のグッドデザイン賞を受賞しました。この賞は、公益財団法人日本デザイン振興会によって授与されるもので、優れたデザインや社会貢献を評価するものです。

受賞の背景


「脳が脱皮する美術館」は、障がいのある人々のアートを通じて社会参加の機会を創出し、その美的価値を再評価することを目的としています。具体的には、障害者アートを利用した企業や教育機関向けの人財育成プログラム「対話型アート鑑賞」があり、これまでに5,000人以上がこの体験を受けています。また、アートのレンタルサービスも展開しており、これによって社内環境の向上が実証されています。

デザインのポイント


本サービスは単なる社会貢献を超え、企業のニーズにも応えられるように設計されています。おそらく最も重要なのは、障がいのある人々がアートの運営スタッフとして関与することで、収入支援や就労の機会を提供する仕組みが組み込まれている点です。さらに、特定子会社への導入や多様な教育機関での採用も進めており、その展開の幅広さが評価されています。

評価と今後の展望


審査員からは、障害者アートに関する従来の活動とは異なる角度からの価値創出が評価されました。障害者アートはその作品が独立して存在しがちですが、作品を通じて直接的な交流や理解を促すことの重要性が強調されました。こうした活動は、今後も継続的に広がりを持ち、多くの人々に影響を与えることが期待されています。

企業向けサービスの詳細


「脳が脱皮する美術館」では、企業向けに多様なアートサービスを提供しています。たとえば、CSR推進部門向けには、障がいのあるアートのレンタルを行っており、3ヶ月にわたってアートを展示します。価格は月々7,000円から10,000円となっています。

また、人事部やD&I推進向けには、企業研修としての対話型アート鑑賞プログラムが用意されており、その費用は15,000円からです。顧客のニーズに応じて、対面とオンラインの両方で実施できます。

アートと共生の未来


「脳が脱皮する美術館」は、障害者アートの価値を社会全体で再認識させる取り組みです。障がいのある人々が自らのクリエイティビティを通じて社会とつながることは、共生社会を実現するために欠かせません。今後、このような活動はますます広がりを見せ、アートが福祉と地域社会の架け橋となることが期待されます。私たち一人ひとりがこの取り組みに参加することで、共により良い未来へ向かうことができるはずです。


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会社情報

会社名
一般社団法人FUKU・ WARAI
住所
東京都江東区平野3-2-10ヒマワリビル4階
電話番号

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