福島県南相馬市で誕生した時計ブランド『RAW.』
福島県南相馬市に新たに誕生した時計ブランド『RAW.』が注目を集めています。このブランドは、特にウクライナ支援を目的としたチャリティモデルを展開しており、11月21日(月)から公式サイトでの販売が開始されます。このウクライナチャリティモデルは、価格が22,000円(税込)で、売上の20%はウクライナの支援活動へ寄付されることが決まっています。
デザインと機能性
『RAW.』のウクライナチャリティモデルの特徴は、ウクライナの国旗をモチーフにしたシンプルで洗練された文字盤デザインです。ケース径は36.5mmで、ユニセックスなサイズ感が魅力的。さらに、簡単に交換できる仕様のベルトは、青と黄色の2色から選べます。これは利用者の個性を表現するのに役立つでしょう。
本体ケースは高級腕時計に使用されるステンレススチール(SUS316L)で作られており、洗練された鏡面仕上げが施されています。また、裏蓋には「SAVE UKRAINE From Fukushima」の刻印があり、製品に込められたメッセージを伝えています。日常生活防水(3気圧)機能も備えており、実用性とデザイン性の両方が追求されています。
ブランドの起源と理念
この時計ブランド『RAW.』は、Fukushima Watch Companyによって設立されました。ブランド名の『RAW.』は「Radial Avant-garde Watch.」の略で、放射状に広がる革新的な時計を意味します。また、文字列を逆さにすることで「戦争反対」という意義も含まれています。
Fukushima Watch Companyの代表である平岡雅康氏は、時計業界での豊富な経験を経て、国産機械式時計ブランドを立ち上げました。平岡氏は福島に魅了され、その魅力を世界に発信することを目指して南相馬市に移住し、会社を設立しました。彼のビジョンは、福島を日本のジュネーブとして腕時計産業を盛り上げることにあります。
支援活動への姿勢
『RAW.』の設立の背景には、ウクライナと福島の深い関わりがあります。小高区は、2011年の東日本大震災による原発事故以降、帰宅困難区域となりましたが、2016年に避難解除が行われました。チェルノブイリ原発事故を経験したウクライナの方々は、震災当時から現在まで小高の住民たちと交流を続けており、地域の復興に寄与しています。この交流を反映し、『RAW.』はウクライナの支援を考えた製品を製造することを選びました。
公式情報と購入方法
『RAW.』のウクライナチャリティモデルは、公式オンラインショップで入手可能です。
- - 価格: 22,000円(税込)
- - 素材: ステンレススチール(SUS316L)、合皮ベルト、ミネラルガラス
- - サイズ: ケース径36.5mm、ベルト幅18mm
- - 防水性能: 日常生活防水(3気圧)
- - ムーブメント: クォーツ
- - 製造: 日本
公式オンラインショップのリンクは
こちらです。
『RAW.』は福島から時計産業を盛り上げ、世界へ日本のものづくりを発信するための一歩を踏み出しました。ぜひこの機会にその魅力を感じてみてください。