墨田区の文化の発信地、すみだパークシアター倉
東京の墨田区に位置するすみだパークシアター倉は、演劇専門の稽古場として設立された歴史を持つ劇場です。最初は30年前に誕生し、2010年には劇場としての顔を持つようになりました。その後、独立したスタッフたちによって新しい名称である「すみだパークシアター倉(SOU)」が誕生しました。コロナ禍の影響もありましたが、この劇場は演劇の理念を守りつつ、多様なグループを支援する場所となりました。人気劇団「扉座」や「劇団桟敷童子」をはじめ、若手劇団たちがここで新しい作品を生み出し、観客との一体感を大切にしています。
主催公演『お伽の棺』の概要
2025年2月、すみだパークシアター倉は初めての劇場主催公演『お伽の棺』を開催します。この公演は、劇団扉座の主宰でもある劇作家の横内謙介氏が手がけた作品で、新たな解釈を持つ「夕鶴」とされています。物語の舞台は雪深い村で、珍しい布を織る異人の女が描かれるという独特の視点から展開されます。
演出は、斬新な視点と温かい描写で知られる深井邦彦氏が担当。衣装デザインはアトリエヒノデの桜井久美氏が手がけ、キャストには劇団桟敷童子の稲葉敬能や鈴木めぐみ、青年劇場の北直樹、若手の高橋紗良など、実力派が揃っています。こうした多彩なキャストが一体となり、演劇の新たな魅力を引き出すことでしょう。
公演スケジュールとチケット情報
公演は2025年2月19日から24日までの期間に行われ、観客は自由席で鑑賞できます。各回の上演時間や詳細なスケジュールは以下の通りです。
- - 2月19日(水) 19時
- - 2月20日(木) 14時
- - 2月21日(金) 19時
- - 2月22日(土) 14時・19時
- - 2月23日(日) 14時
- - 2月24日(月) 14時
チケットは前売りの場合4,500円、当日は5,000円にて購入可能です。また、墨田区在住・在勤の方には割引特典が用意されています。さらに、特別割引としてカンフェティ席も設けられていますので、ぜひこの機会に劇場での新たな体験を楽しんでみてはいかがでしょうか。
結び
すみだパークシアター倉は、その独特の雰囲気と新しい作品を支える創造的な環境で、観客に豊かな体験を提供することを目指しています。『お伽の棺』は、その集大成ともいえる公演であり、多くの方々に感動を届けてくれることでしょう。今から期待が高まりますね。