さいたま市が選定した未来を切り開く5つのスタートアップ
2023年度、埼玉県さいたま市は「さいたま市アクセラレータープログラム(SCAP)」を立ち上げました。このプログラムは、地域の成長意欲のあるスタートアップ事業者を短期集中で支援することを目的としています。採択された5つのスタートアップは各々独自のビジョンを持ち、地域や環境への貢献に取り組んでいます。
採択スタートアップの紹介
1. Controudit AI
Controudit AIの代表、藤井涼氏が率いるこの企業は、AIの安全な利用を支える「AIガバナンス支援サービス」を提供しています。AIリスク研修や体制構築支援を通じて、企業がAI活用のリスクを管理できるよう、透明性の確保に寄与しています。SaaSとコンサルティングを融合したB2Bビジネスモデルに挑戦しています。
2. 株式会社スカイブリッジ
スカイブリッジは、ドローンと3次元測量を主軸に、様々な事業を展開する企業です。高所や狭所などの点検から、3次元データの活用まで、多岐にわたるサービスを提供。独自の技術で顧客の課題を解決し、環境に優しいビジネスモデルを構築しています。
3. Smoke-i-freet
Smoke-i-freetの辻健太朗氏は、醤油粕を用いた燻製材のアップサイクルを推進しています。環境への配慮だけでなく、醤油屋の経済的負担の軽減にも寄与するビジネスを展開。彼の取り組みは、食品ロス問題への一つの解決策と成り得るでしょう。
4. ツナグッド
ツナグッドの不破千也子氏は、在宅で障害児者を介護する家族を対象にしたビジネスサポート講座を提供。障がい者が社会とつながりながら働く力を育むための取り組みを行い、小さく育てるビジネスを通じて自立支援を目指します。
5. ライフサポートジャパン株式会社
ライフサポートジャパン株式会社の玉櫛鉄平氏は、「終身賃貸」という新たな不動産賃貸サービスを展開。高齢化社会に対応した新しい居住形態の提案を行い、住まいの選択肢を広げることを目指しています。
SCAPキックオフイベント
プログラムの開始に先立ち、2023年7月3日(木)にはキックオフイベントを開催します。採択されたスタートアップは自らのビジョンをピッチし、基調講演やネットワーキングの場が設けられます。このイベントは、さいたま市内外の起業家や支援機関、メディアの参加が期待されており、スタートアップ同士の交流を深める機会となります。
【詳細】
日時:7月3日(木)14:00~16:00
場所:まるまるひがしにほん2階東日本連携センター
参加対象:起業家や企業支援機関、メディアなど
このプログラムを通じて、さいたま市は地域のスタートアップを支え、新しいビジネスの芽を育てています。これからの約7か月間、どのような事業成長が見られるのか、目が離せません!
さいたま市産業創造財団
公益財団法人さいたま市産業創造財団は、市内の中小企業者及び創業者の支援を通じて地域産業の振興を目的とし、様々な事業を展開しています。地域経済の活性化に向けた取り組みを今後も続けていくことでしょう。