竹村京の個展
2026-06-09 12:20:55

竹村京の大規模個展『うごくせかい』が描く記憶と修復の美術世界

竹村京の大規模個展『うごくせかい』



日本の現代美術界で注目を集めている竹村京の個展『うごくせかい』が、いよいよ水戸芸術館で開催されます。この展示は、彼のクリエイティブな旅路や独自のアプローチによって、私たちの生活の中での「縫う」という行為の意義を改めて問い直す場となるでしょう。展示は2026年7月25日から10月12日まで行われ、竹村の過去最大規模の作品が一堂に会する場となります。

縫う行為を通じて見える世界


竹村は、様々な要因が影響を及ぼす日常から災害に至るまで、豊かな表現を通じて見えてくる世界を探求しています。彼の作品は、記憶や出来事を「仮留め」することによって、私たち自身や社会における時間の重みを感じさせます。《A.N.のリビングルーム、地震の予感》(2005年)など、初期の作品から触発された彼の創作は、壊れた日用品を布で包み、その形を復元するという独自の「修復」技法が特徴です。

展示の見どころ


本展では、2000年代に発表された代表作に加えて、「修復」をテーマにした新作も取り入れられます。特に注目すべきは、能登半島地震による廃材を使用した作品です。これらは、自然災害による喪失と再生のプロセスを美術という形で表現し、新たな視点を提供します。さらに、竹村は、「地震」を題材に取り入れた『May I enter?, all things move』というパフォーマンスを通じて、観客との対話も行います。

参加型のプログラム


また、地域との連携を深めるプログラムとして、市民とともに「修復」の意義を考えるワークショップも予定されています。参加者自身が物を修復する過程を通じて、彼らの記憶や経験と向き合わせることで、社会とのかかわりを深める貴重な機会が提供されます。

アートと記憶の交差点


竹村の作品は、価値観が変わりゆく現代社会において、私たちがどのように物や記憶と向き合うかを問いかけます。シンプルながら深いメッセージを持つ作品群をご覧いただくことで、訪れる人々は自らの記憶や存在意義について考えるきっかけを得ることができるでしょう。

竹村京の個展『うごくせかい』は、ただのアート展示にとどまらず、見る人参加者が自らの手や心で「修復」と向き合うことのできる貴重な機会です。この展示を通じて、竹村が提示する新しい視点と共に、私たち自身の時間や記憶に思いを馳せてみるのはいかがでしょうか。


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会社情報

会社名
公益財団法人水戸市芸術振興財団
住所
茨城県水戸市五軒町1-6-8
電話番号
029-227-8111

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