四半世紀ぶりに白洲正子を特集!
2025年7月25日、「芸術新潮」から待望の新刊が発売されます。今回の特集は、特に注目を集める日系人アーティストや、昭和の名随筆家・白洲正子に焦点を当てています。
白洲正子のまなざし
「白洲正子のまなざし」というタイトルが示す通り、多様な価値観が実際に混在する現代において、彼女の視点はますます重要です。正子さん(1910~1998)は、日本の美を再発見するための多くの名随筆を書いた作家として知られています。彼女の独自の感性は、評論の域を超え、常に新しい視点を提供してきました。今回の特集では、彼女が選んだ101件の作品を再考し、ユニークな視点を探ります。
ルース・アサワの大回顧展
第2特集では、サンフランシスコ近代美術館で開催中のルース・アサワの大回顧展を紹介します。アサワは戦時中に強制収容所でアートに目覚め、独特のワイヤー彫刻で広く知られています。彼女の作品やアート教育活動を通じて、アサワは「世界市民」という理想を追求しました。トランプ政権下での社会の分断が叫ばれる中、アートの力がどれほど重要であるかを再認識させられる内容です。
高畑勲展も見逃せない
さらに、「火垂るの墓」に関する特集もあります。1988年に初上映されたこの作品には、当時色のついていない場面があり、「未完成では?」との疑問がありました。Netflixでの配信を受けて、この作品に関する新資料が展示される高畑勲展の魅力も余すところなく紹介します。
芸術新潮の歴史
「芸術新潮」は1950年に創刊され、古代から現代までを網羅する広範なテーマを扱っています。音楽や文学、サブカルチャーに至るまで、芸術を通じて日常生活を豊かにする情報を提供してきました。今回は戦後80年を記念する号として、アートの新たな潮流を感じられる内容になっています。
もし、白洲正子やアートに興味がある方、また高畑勲のファンの方にとって、この特集はまさに必見の内容です。是非、定価1,500円(税込)で手に取ってみてください。これは、日本の美とアートへの深い洞察を得る素晴らしい機会です。