コニカミノルタウイズユーとあしたパートナーズが新たな支援プログラムを開始
最近、株式会社あしたパートナーズは、コニカミノルタ株式会社の特例子会社であるコニカミノルタウイズユー株式会社と「親なきあと」支援プログラム利用契約を結びました。この契約により、さまざまなサービスを通じて、障害者のご家族が抱える課題に対する支援が強化されます。
この支援プログラムは、障害のあるお子さんを持つご家庭の「親なきあと問題」に特化しており、同様の課題を抱える家族同士の情報共有の場として、オンラインコミュニティ「あしたね」が主要な役割を果たします。あしたねでは、当事者のご家族間での意見交換や専門家との相談が可能であり、具体的なアドバイスやサポートを提供します。
特例子会社としての役割と背景
特例子会社とは、障害者の雇用を促進するために設立された子会社を指します。コニカミノルタウイズユーもその一環として、従業員185名のうち128名が障害者という体制を整えています。これにより、企業全体での障害者雇用の実雇用率を把握し、社会的な責任を果たしています。
あしたパートナーズは、すでに2025年2月に東京ドームウィズとの契約も結んでおり、今回の契約で支援プログラムは4件目となります。各協力企業の参加は、「親なきあと問題」に対する理解を深め、支援の輪を広げることを目的としています。
親なきあと問題とは?
「親なきあと問題」とは、障害のあるお子さんの親が亡くなった後に直面する、住居や生活、就労、資金、兄弟姉妹の関係など多岐にわたる問題を指します。これらは特に、家庭内での議論が難しいテーマであり、将来を見据えて早めに準備を行うことが重要です。しかしながら、時間がない、どこに相談すれば良いかわからないといった理由から対策が後回しになってしまうことがしばしばです。
そこで、あしたパートナーズとコニカミノルタウイズユーのプログラムが重要な役割を果たします。経験豊富な専門家が家族に寄り添うことで、スムーズな情報交換と意見交換が可能になり、実際の準備が進むでしょう。
プログラムの利用方法
「親なきあと」支援プログラムは、コニカミノルタウイズユーの従業員やその家族が優待利用できる形式で提供されます。具体的な参加方法や利用内容については、あしたパートナーズの公式ウェブサイトで確認できます。特に、これからの時代を担う障害者の未来を見据え、有意義な支援を選択肢に加えることは、地域社会全体にとっても非常に重要です。
この新たな支援プログラムにより、親なきあとの準備がより円滑に行える環境が整うことで、当事者家族が他者との交流を深め、安心して生活できる社会の実現へ向けて進んでいくことを期待しています。