スポーツバイクの故障原因
2017-09-21 16:27:39
スポーツバイクの故障トラブル、メンテナンス不足が原因で多数発生中
最近行われた調査によると、スポーツバイクを使用している500人のうち約7割が、運転中にメンテナンス不足が原因の故障トラブルを経験していることが明らかになりました。これは、スポーツバイクの普及が進む一方で、そのメンテナンスが十分に行われていない実情を示しています。調査結果では、メンテナンスを「ほとんど・全くしない」と答えた人が2人に1人を占めていることも確認され、メンテナンスの重要性が強調される結果となりました。
多くのスポーツバイクユーザーは、タイヤのパンクやギアの故障などの技術的トラブルに直面し、これらのトラブルが原因でヒヤリ・ハットを感じた経験があると答えています。実際、故障を経験した人の中で、ヒヤリ・ハットを経験した割合は約50%にも達し、故障が事故のリスクを高めているということが明らかになりました。
調査の結果、ユーザーの約8割はスポーツバイクのメンテナンスの必要性を感じており、特に故障トラブルを経験した人の9割近くが、メンテナンスを行う際には専門的な知識を持った店員がいる店舗を希望していることがわかりました。これは、ユーザーが適切なメンテナンスを受けたいと考えている一方で、実際にはその機会が不足していることを示唆しています。
ここで注目されるのは、「SBAA PLUS」という資格です。この資格は、スポーツバイクの専門知識を持つ販売者に与えられるもので、一定の実務経験を有し、講習会を受講し試験に合格した者にのみ与えられます。ユーザーがこの資格を持つ店員にメンテナンスを依頼することで、信頼性の高いサービスを受けることができます。
現在、SBAA PLUS認定者が所属する店舗は全国に529店あり、その中ではスポーツバイクに関する多岐にわたるサポートを受けることができるため、初心者からベテランまで、様々なニーズに応えられる環境が整っています。具体的には、定期的な点検・整備を通じて愛車のコンディションを保つことや、安全な乗り方のアドバイスを受けることができるほか、様々なサイクリング情報を提供しており、ユーザーのスキルアップにも寄与しています。
また、自転車業界ではこれらのメンテナンスの重要性を広く知ってもらうため、「自転車も車検!キャンペーン」を10月から開始することが発表されました。これはメンテナンスの重要性を伝えるための取り組みであり、適切な知識を持つ店員がいる店舗で参加できるとのことです。詳細は公式サイトにて発表されるとしています。
このように、多くの業界のユーザーがメンテナンスの重要性を感じながらも、実際には必要なケアが行われていないことが分かりました。これを受けて、今後はより一層メンテナンスの重要性を認識し、業界全体でその文化を育んでいくことが求められています。自転車協会は、安全で魅力的な自転車社会を目指し、努力を続けています。
会社情報
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一般社団法人自転車協会
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