ゲーム文化保存研究所が新たに始動
ゲーム文化は日々進化し続けていますが、その中には過去の名作や独自のアイデアがしっかりと息づいています。2016年10月に設立された「ゲーム文化保存研究所」は、その名の通り、ゲームの歴史を研究し、未来のゲーム文化を豊かにすることを目指して活動を始めました。所長の大堀康祐さんは、ゲーム文化の保存に取り組む意義や目的を明確にし、ゲームの進化を支えるための努力を続けています。
ゲーム文化保存研究所の設立背景
「ゲーム文化保存研究所」は、ゲームの成り立ちやそこに含まれるアイデアの探求を通して、未来のゲーム創造の礎を築きたいと考えています。何がゲーム産業の黎明期に大ヒットしたのか、どのような視点から進化をとらえることができるのかなど、多角的に考察を行い、これからのゲーム開発に寄与することを目指しています。
大堀さん自身も、学生時代から多くのゲーム関連の執筆や開発に関わり、1994年にはゲーム開発会社を設立した実績を持っています。この豊富な経験を生かし、ゲーム文化の魅力を今一度再確認する取り組みを行っています。
平安京エイリアンの復刻
ゲーム文化保存研究所は、特に「平安京エイリアン」というゲームに注目しています。このゲームは1980年にアーケードゲームとして登場し、後にパソコンにも移植されました。その独特なゲームシステムは、プレイヤーがエイリアンを転がして穴に落とし、埋めるという斬新な戦略性を兼ね備えています。これまでにも高い評価を得ており、その魅力を現在のプレイヤーにも伝えたいと考えています。
復刻に際して所研究所は資料提供や監修を行い、ゲームの本質を現代に伝える試みとも言えます。復刻版「平安京エイリアン」はWindows向けにリリースされ、ダウンロード版やパッケージ版が販売されています。
ゲーム文化の保存・研究に向けて
「ゲーム文化保存研究所」の設立は、将来的に多様化するゲームコンテンツを正しく評価し、歴史を保存していく大きな一歩目です。新宿区の拠点から、研究を通じて出版やデジタルコンテンツの配信も行い、幅広い情報を提供することを目指しています。
このようにゲームの歴史を振り返りながら、未来に向けた新たな創造を行うことが期待されており、多くのゲームファンや開発者にとっても貴重な資源となることでしょう。
会社概要
- - 商号:株式会社ゲーム文化保存研究所
- - 代表者:大堀康祐
- - 所在地:東京都新宿区歌舞伎町2-44-1
- - 設立:2016年10月
- - 事業内容:ゲーム文化の保存・研究、出版及びデジタルコンテンツ配信
- - 資本金:800万円
- - URL:www.igcc.jp
この活動は、ゲーム文化を次世代に引き継いでいくための貴重な試みです。ますます進化するゲーム世界で、このような取り組みが多くの人々に影響を与えることを期待しています。