パートナーズ株式会社がM&A業務提携を呼びかける理由と背景

業務提携の新たな扉を開くパートナーズ株式会社

埼玉県草加市に本拠を構えるパートナーズ株式会社は、IT業界やソフトウェア業界のM&A仲介サービス「ソフトウェアM&A.jp」を展開しています。このたび、同社は「ソフトM&A事業」や「アプリM&A事業」における業務提携先を募集することを発表しました。
この取り組みの狙いや背景について詳しく見ていきましょう。

M&A市場の拡大を目指す

パートナーズが運営する平台は、ITとソフトウェア業界に特化したM&A仲介の舞台を提供しています。特に、友好的なM&Aや事業承継のサポート、サイトとソフトウェアのM&A、さらにはスマホアプリの売買に至るまで、幅広くカバーしています。
ただし、ソフトM&AやアプリM&Aについては、パートナーズが2010年に事業を開始したばかりであり、業界においてはまだ認知度や市場の規模が小さいという現実があります。

認知度向上のための取り組み

この認知度の低さを踏まえ、パートナーズでは業務提携先を募ることによって、相互協力を促し、市場を活性化させることを目指しています。同社が保有する商標の使用権をオープンにすることで、参入障壁を取り払い、より多くの事業者がこの分野に興味を持つように働きかけています。

提携先の対象

業務提携募集中の事業者に対しては、友好的なM&Aや事業承継仲介を手掛ける企業、さらにはすでにM&Aの世界に足を踏み入れている事業者も含まれており、広範なネットワークを築くことを目指しています。詳しい情報は同社のお問い合わせ窓口から得られます。

提携の具体的な内容

提携の具体的な業務内容には、以下のような項目が含まれます。

1. M&A需給情報の共有
提携先との間で機密保持契約を結び、M&Aの情報を相互に共有することで、早期のマッチングを図ることを目指します。

2. 商標の使用権の貸与
さらに、ライセンス契約を締結し、パートナーズが保有する「ソフトM&A」および「アプリM&A」という商標の使用権を提供します。現在、商標「アプリM&A」は特許庁から登録査定を受けており、2012年中の正式な登録を待っています。