アートが集うプラットフォーム「OPEN SITE 10」
2025年10月11日(土)より、トーキョーアーツアンドスペース本郷で開催される「OPEN SITE 10」は、アーティストのさまざまな表現活動を支援する企画公募プログラムです。10回目を迎える今回の展覧会では、展示、パフォーマンス、トークイベント、ワークショップなど多彩な企画が用意されています。
開催概要
「OPEN SITE 10」のPart 1は10月11日から11月9日までの期間で、570の応募企画の中から選ばれたアーティストによる展示やパフォーマンスが実施される予定です。この展覧会は、アートの新たな可能性を探る絶好のチャンスになります。また、特にパフォーマンス部門は予約制となっており、早めの申し込みが推奨されています。
展示部門の見どころ
1.
カルロス・ヴィエルマ「A mechanical wilderness」
メキシコのゴーストタウンを題材にしたビデオ・インスタレーションで、ブラッドベリの小説からインスパイアを受けた作品です。この作品は、火星探査機を主人公にした物語を通じて、現実と虚構の境界を探求し、観覧者を新たな視点へと導きます。
2.
丸山翔哉「Virtual Field Recording ―万物の声を聴く―」
この参加型インスタレーションでは、プレイヤーがゲームフィールド内を探索し、様々な音を収集します。そこで得られた音は会場のスピーカーを通じて再生され、現実空間の音風景を再構築します。音を聴くことの意味を再考させる試みです。
パフォーマンス部門の魅力
1.
藤田一樹「暫定的に分身」
身体と社会の矛盾した欲望をモチーフにしたソロダンス・パフォーマンスです。社会との接続を求める身体が、偶然性と即興性を通じて表現され、鑑賞者に深いメッセージを伝えます。
2.
メイ・リウ「Homesick for Another World: a film unfolding in space」
過去と現在、未来が交錯する学際的なマルチメディア・パフォーマンスで、ドキュメンタリー映像やオーラル・ヒストリーを織り交ぜています。その中で、ユーモアと洞察力をもって抑圧状況での夢を探る内容となっています。
dot部門と関連イベント
加藤康司による「インスタント・デモ」は、デモの「練習」をテーマにしたワークショップで、参加者が自由に自分の意見を表現し、アートを通じて対話が生まれます。これを通じて多様な声を集めることが目的です。
参加方法
期間中、入場は11:00から19:00までで、月曜日は休館日です。特定日には開館もありますので、詳細はウェブサイトを確認してください。
詳細なプログラムや予約は公式ウェブサイトをご覧ください。
「OPEN SITE 10」は、東京のアートシーンに新しい風を吹き込みます。ぜひこの機会に、アートの魅力を体験してみてください。