革新の眼鏡が優勝！LAUNCHPAD SEED 2024での感動の瞬間

2024年11月28日、東京ポートシティ竹芝のポートホールにて、注目のスタートアップピッチイベント「LAUNCHPAD SEED 2024 Powered by 東急不動産株式会社」が盛大に開催されました。本イベントは、シード期のスタートアップに特化しており、応募企業の中から厳選された9社のプレゼンテーションが行われました。

年々進化を続ける「IVS」としての実績を持つこのイベントは、過去の経験を活かし、今年も多くの来場者が集まりました。審査員は様々な業界から集まった専門家たちで構成され、参加者の熱い想いがこもったプレゼンテーションを聞くため、会場は活気に溢れました。

その中で栄えある優勝を獲得したのは、株式会社エルシオが開発した自動でピントを調整する眼鏡「オートフォーカスグラス/Elcyo Glasses」でした。この革新的な眼鏡は、視力の問題を抱える多くの人々に新たな希望を提供することを目指しています。決勝の舞台では、2050年までに世界中で約10人に1人が視力を失う危機があるという事実を強調し、眼鏡の役割の重要性を訴えました。特に「眼鏡が目を守る時代」を築くことが彼らのビジョンであると説明し、「失明に繋がる眼病を予防するための技術を提供したい」と強くアピールしました。

プレゼンを聞いた審査員たちは「自分が欲しくなった」といった肯定的な声が多く上がり、エルシオの製品がほんの少しの未来を照らすものであることを確信させられました。

スタートアップの多彩なプレゼンテーション

2位には株式会社BANKEYの「Pay By Bank」が名を連ね、彼らの技術は請求から回収、消込までを一元化し、事業者の代金回収プロセスを大きく刷新するものでした。また、3位に輝いたのは、全国のクリエイターたちが集結し、世界的なUGCメタバースの流れを牽引しようとしている株式会社メタバースクリエイターズのプロジェクトでした。オーディエンス賞には再びBANKEYが選ばれ、多くの参加者からの支持を集めました。

さらに、東急不動産賞は、PriMateria社が受賞しました。木材を利用した成形物で二酸化炭素排出量を削減するという新たな取り組みがさまざまな場面で注目を浴びている中、彼らの革新性が評価されました。

今回のイベントで特に目立ったのは、「目や環境、プライバシーといったテーマに着目したスピーチが多かった」という点です。審査員たちからも「社会問題を意識したスタートアップが増えている」との声が上がり、まさに時代を反映した革新的なアイデアがこの場で披露されました。

株式会社エルシオ李蕣里氏の喜びの声

エルシオの李蕣里氏は、優勝の知らせを受けた際の喜びをコメントに表しました。「素晴らしいスタートアップの方々の中からこのような賞をいただけたことは、本当に嬉しいです。視力の問題は日本だけでなく、グローバルな課題でもあります。私自身も視力に悩んできた一人として、これからも製品開発に努めていきたいと思います」と語りました。彼女の強い思いが伝わり、参加者たちも大きな感動を受けました。

今後のIVSイベントも注目が集まる中、エルシオをはじめとしたスタートアップたちがどのように成長し、社会に影響を与えるのか、私たちも期待を抱いて見守りたいと思います。彼らの挑戦は、ひとりひとりの未来を変えるきっかけとなるかもしれません。