表現の力を撮影する「カラフルフォトリンピック」
障がいを持つ子どもたちの真の姿を美しい写真で表現することを目的とした「カラフルフォトリンピック」。今回は、高校生カメラマンを対象とした第2回大会が2025年8月に開催されます。このコンテストは、単なる写真撮影にとどまらず、心のふれあいやダイバーシティの重要性を感じる特別な機会です。
コンテストの背景と第一回大会の成果
前回の大会では、新渡戸文化高等学校の近藤櫻仁さんが金賞を受賞し、その作品は参加者に深い感動を与えました。近藤さんの作文には、被写体である子どもたちの日常の楽しさや、純粋な温かさが語られており、その体験を通じて参加したカメラマンたちの心がどのように変わったのかが描かれています。
出展者は、ただ単に写真を撮るのではなく、障害の有無を超えて対象者の「ありのまま」の姿を逃さない姿勢が大切です。カラフルフォトリンピックの真髄は、撮影を通じて相互理解を育むところにあります。
撮影会について
2回目の大会は、以下の日程で行われます。
- - 撮影日: 2025年8月19日(火)10:30~15:00(雨天決行、台風等の場合は8月21日に延期)
- - 場所: 和洋学園 国分キャンパス(千葉県市川市)
- - 対象: 高校生(フリースクール・通信・高専・インターナショナルスクール等も含む)
- - 参加費: 無料、定員は先着30名
- - スケジュール:
- カメラマン募集締切: 2025年7月31日(木)
- 撮影会: 2025年8月19日
- 写真と作文提出: 2025年9月20日
- 受賞作品発表: 2025年11月14日(金)
- 展示会: 2025年11月20日(木)~12月8日(月)
- 授賞式: 2025年12月6日(土)11時~
撮影時のルール
撮影にあたり、一つのルールがあります。それは、障害児の「ありのまま」の魅力を捕らえることです。決してポーズを取らせるのではなく、彼らの自然な姿を写真に収めることが求められます。特に感覚過敏を持つ子どもたちの場合、無理に笑わせることやカメラを向けることが逆効果になることもあるため、それぞれの特性を理解しながら撮影を進めましょう。
「●●ちゃん、かわいい!」「●●くん、いいね!」といった声掛けが推奨されます。撮影当日はどんなDramaが待っているのか分かりませんが、その瞬間を共有することで新たな発見と心の交流が生まれます。
応募方法
参加方法はシンプルです。公式ウェブサイトで詳細を確認し、エントリーフォームから申し込みを行ってください。公式LINEで事前説明動画も用意されていますので、参加前にチェックしておくと良いでしょう。
最後に
このプロジェクトは、写真を通じて感性を磨き、障がいのある子どもたちとの心の交流を育む場です。カメラマンとしてこの素晴らしい経験を共有することで、自分自身もまた成長できるはずです。「障害がある」という言葉に感じる不安を越えて、笑顔と好奇心あふれる子どもたちの姿に心を開いてみてください。きっと、新しい世界が開けるはずです。
一般社団法人カラフルフォトリンピックは、高校生カメラマンの参加をお待ちしています。その一歩が、あなたの人生をも変える素晴らしい体験になるでしょう。
お問い合わせ先
一般社団法人カラフルフォトリンピック
〒135-0045 東京都江東区古石場3-11-17
TEL:080-6078-8787(担当:うちき)(9:30~17:30/土・日・祝日・夏季休暇・年末年始を除く)