東大発ベンチャーissin、妊娠合併症予防アプリ開発へ!AMED研究開発基盤整備事業に採択
東京大学発のヘルスケアスタートアップ、issin株式会社は、国立研究開発法人日本医療研究開発機構(AMED)の「予防・健康づくりの社会実装に向けた研究開発基盤整備事業(健康・医療情報活用技術開発課題)」に採択されました。
issinが中心となり、名古屋大学と共同で進める研究テーマは「妊娠合併症予防のための健康アプリ等の実用化に向けた研究開発」。妊娠中の健康管理、特に妊娠高血圧症候群(HDP)や妊娠糖尿病(GDM)の予防に焦点を当て、生活習慣病予防に繋がる健康アプリ開発を目指します。
妊娠中の健康管理をサポートする革新的なアプリ開発へ
本事業では、issinが開発・提供する「スマートバスマット」や生活習慣改善サービス「Smart Daily」と連携し、妊娠中の女性が安心して健康管理できるアプリの開発を進めていきます。
「スマートバスマット」は、お風呂上がりに乗るだけで体重測定や体組成などを自動で計測できるヘルスケア製品です。issinは、このスマートバスマットで取得したデータと、名古屋大学が開発した周産期合併症リスク予測モデルを組み合わせることで、妊娠合併症のリスクを早期に発見し、予防につなげるアプリを開発する予定です。
「Smart Daily」は、管理栄養士や保健師などの専門家とAIが連携し、個々のライフスタイルに合わせた生活習慣改善をサポートするサービスです。妊娠中は食生活や運動習慣が大きく変化するため、専門家のサポートによって、健康的な妊娠生活を送れるよう支援していきます。
社会的課題解決への貢献
近年、晩婚化や女性の社会進出の影響で、出産年齢が上昇傾向にあります。高齢出産は、妊娠合併症のリスクが高まる要因の一つです。issinは、本事業を通じて、妊娠合併症のリスクを軽減することで、出産年齢の上昇による健康問題の解決に貢献することを目指しています。
将来的には、妊娠中の女性だけでなく、すべての人の健康管理をサポートするアプリへと発展
issinは、妊娠合併症予防アプリの開発を通じて得られた技術やノウハウを活かし、将来的には、妊娠中の女性だけでなく、すべての人の健康管理をサポートするアプリへと発展させていく予定です。
issin株式会社について
issin株式会社は、2021年4月に設立された、東京大学発のヘルスケアスタートアップです。日常生活に溶け込んだヘルスケア機器・サービスの開発・提供を事業としています。代表取締役は程 涛氏。
代表 程 涛氏からのコメント
「issinは、テクノロジーを活用して、人々の健康をより良いものにしていくことを目指しています。今回のAMED研究開発基盤整備事業への採択は、私たちにとって大きな喜びであり、責任でもあります。妊娠合併症予防アプリの開発を通じて、多くの人々の健康に貢献できるよう、全力を尽くしていきます。」
妊娠合併症予防アプリへの期待
issinが開発する妊娠合併症予防アプリは、妊娠中の女性だけでなく、医療従事者や家族にとっても、大きな期待が寄せられています。本アプリが、妊娠中の健康管理をより安全で、より安心なものにすることを期待しています。