尾道回遊戯曲『巡る刻』が開演!
尾道の魅力を存分に味わえる新しい戯曲『巡る刻(めぐるとき)』が、ついに開演を迎えました。本作は、尾道の歴史や文化を体感できる回遊型の戯曲で、観劇と観光を楽しむことができる一味違った体験を提供します。
尾道回遊戯曲とは?
このプロジェクトは、神社や古い商店街、情緒あふれる坂道など、独特な風景で知られる尾道を舞台に、観客が物語に参加しながらまち歩きを楽しむ形式で行われます。道を歩くこと自体が、まるで仕掛けられたゲームのような非日常的な体験となっており、参加者は時空を超えて鳴り響く物語に引き込まれていきます。
物語のあらすじ
舞台設定は、架空の旅行会社「尾道異空観光社」が企画する異世界ツアーです。人気ガイドの阿弥(あみ)が主役となり、観客たちは彼の案内でまるで他の世界を旅するかのような体験をすることになります。しかし、このツアーから帰るためには、尾道に散らばる四つの神々、青龍、白虎、朱雀、玄武の「刻の玉」を集める必要があります。
物語の登場人物には、現代に生きる阿弥だけでなく、彼の過去を引きずる烏天狗(からすてんぐ)がいます。途中、恋愛模様や友情が深まる中で、参加者は物語の進行と共に尾道の美しい風景を楽しむことができます。
魅力的な観光スポット
観劇と観光を同時に楽しむ『巡る刻』では、千光寺や西國寺、浄土寺などの名所を巡りながら、「刻の玉」を集める冒険が展開されます。四神相応の地とされる尾道では、景観がおりなすドラマを体感し、神社仏閣を通じてその歴史に触れることが可能です。
特に注目すべきは、尾道の寺院群が位置する地域であり、古くから信仰されてきた巨石信仰の聖地への道が秘めるパワースポット巡りです。尾道水道を見渡せる千光寺では、景色を楽しみながら、精神的なエネルギーを得ることができることでしょう。
最後の目的地
最後の行き着く先は、尾道本通り商店街にある「Mange Tak Resort Onomichi(マングタックリゾート尾道)」です。ここで冒険の心を讃えるインタラクティブアートや照明演出を体験した後、ホテルの屋上にある「SKY bar Hygge & Fika」で美味しいランチを堪能できます。屋上からは、参加者たちがその日巡った美しい景色を見渡せる最高の場所となっています。
公演概要
- - チケット販売開始:2022年4月24日(日)から。
- - 公演日:日曜日10時~(月2回開催)。
- - 公演時間:足掛け約3時間〜3時間30分。約4kmの距離を歩きますので、靴は歩きやすいものをお選びください。
- - 参加人数:最大20名まで、最小10名から。中学生以上の参加が可能です。
この新しい形の観劇体験は、尾道の美しさと歴史を再発見する素晴らしい機会です。ぜひこの不思議な旅に参加して、尾道とその魅力を体感してみてはいかがでしょうか?