アントロッドキャピタルジャパンが新たな投資ファンドの最終クロージングを完了
アントロッドキャピタルジャパン株式会社は、独自の
クロスオーバー・インパクトファンドの最終クロージングを完了し、総額51.55億円の資金を集めたことを発表しました。このファンドは、特に社会貢献を意識したスタートアップ企業に焦点を当てた投資を行い、投資リターンとともに社会的インパクトを生み出すことを目的としています。
クロスオーバー・インパクトファンドとは
このファンドは、上場企業と未上場企業の枠を超えたインパクト投資を行います。具体的には、スタートアップ企業が成長する過程で直面する様々な課題に対して、資金の供給や経営支援を提供し、持続可能な成長を促進することを狙いとしています。特に、未上場から上場後にかけての成長を一貫してサポートすることに重点を置き、レイト・ステージの企業に対する長期的な資金供給を行います。
新たな投資家の参画
最近の最終クロージングでは、広島銀行や三井住友海上火災保険などの5社が新たに出資者として参加しました。これにより、投資の多様性が更に加わり、さまざまな分野でのイノベーションを促進する体制が整いました。
社会的インパクトの拡大
アントロッドキャピタルジャパンは、投資先に対してのハンズオン支援やネットワークを活かした協業を通じて、より効果的に社会的課題の解決に貢献する企業を通じたエコシステムの構築を目指します。このようなアプローチにより、企業は上場後も持続的に社会的なインパクトを創出し続けることが期待されています。特に、ヘルスケアや環境技術など、地球や人類が直面する重要な課題に取り組む革新的な企業に対して、関心を高めています。
投資への姿勢とビジョン
アントロッドキャピタルジャパンは、2015年からディープテック領域に特化したファンド「リアルテックファンド」を運営しており、これまで400億円以上の運用実績を持ちます。このノウハウを活かし、クロスオーバー・インパクトファンドは、スタートアップ企業が持つ技術革新を社会に実装するために欠かせない役割を果たすことを目指しています。また、ファンドの設立は、ただの投資を超えた社会的責任を果たすことにも繋がっています。
まとめ
今後もアントロッドキャピタルジャパンは、投資パートナーや投資先企業と共に、持続可能で社会に貢献するエコシステムの構築に向けて努力を重ねていくでしょう。このファンドを通じての活動が、未来の地球や社会にどのような影響を与えるのか、さらなる展開が期待されます。