新たに実機体験ができる展示エリアを開設
前川製作所が守谷工場内の「マエカワアカデミー」に、次世代の産業用ヒートポンプ『unimo(ユニモ)』シリーズを実際に体験できる新たな展示エリアを開設しました。このエリアの運用は2023年4月からスタートし、訪問者は直接ヒートポンプの性能を五感で感じ取ることができます。
開設の背景
2050年にカーボンニュートラルを実現するため、また2030年までに設定された温室効果ガス削減目標に向けて、産業熱市場では化石燃料から高効率の電気設備、特にヒートポンプへの移行が急がれています。これまでヒートポンプは省エネルギーの道具としてのみ認識されていましたが、最近では脱炭素化の進展に伴い、なくてはならないインフラ設備と位置付けられるようになりました。
前川製作所では、こうした市場の変化を受けて、脱炭素に向けた顧客との対話ができる場所を設けたいと考え、実機展示エリアの設立に至りました。
施設コンセプト「実機だから伝わる、確かな納得」
この展示エリアは、カタログの数字だけでは理解しきれないヒートポンプの性能や利点を、実機の稼働を通して体験してもらうことを目指しています。ユーザーは来場し、実際に最大90℃の給湯、マイナスの冷水、最大120℃の熱風を体感することができます。これにより、導入後の運用イメージをより具体的に掴むことが可能です。
五感に訴える体感型デモンストレーション
訪問者は、実際の動作音や風量、温度を感じることで、『unimo』の持つパフォーマンスを実感できます。特に、エコシロッコの熱風体感デモでは、その圧倒的なエネルギーを直接体験できるため、ユーザーの理解が深まります。
性能の可視化
さらに、運転温度やエネルギー効率(COP)などの詳細なパラメータを、専用のコントロールパネルでリアルタイムに確認することができます。マニュアルや仕様書では得られないような「マエカワ独自の熱技術」を、データと実機のパフォーマンスで多面的に体感できる場となっています。
展示される実機
展示エリアには、以下の実機が用意されています:
- - unimo AW:空気熱を利用し、ボイラーからの置き換えで大幅なCO₂排出量削減を実現。
- - unimo WW:冷水と温水を同時に取り出し、排熱を最大限に活用。
- - unimo AWW:負荷状況に応じて、空気と水の熱源を最適に選択。
- - unimo エコシロッコ:産業プロセスの乾燥工程などで利用されるノンフロン熱風発生装置。
前川製作所のヒートポンプ技術は1970年からの歴史があり、50年以上にわたり市場に寄り添ってきた実績があります。脱炭素化が進む今、展示エリアはただの製品紹介の場ではなく、前川の「熱技術」の集大成を体感できる貴重な機会となることを目指しています。カタログや数字だけでは得られない製品の質感や、実際の稼働音、そして熱風や給湯が生み出す圧倒的なエネルギーを、「言葉よりも体感」で確認する機会として、是非ご利用ください。
企業情報
前川製作所は、東京都江東区に本社を構える産業機械メーカーで、冷凍機やヒートポンプ、食品加工機械の製造・販売を手掛けています。1924年に創業し、約100年にわたり冷却技術に特化したグローバル企業として成長してきました。事業内容はプラントの設計・施工からアフターサービスまで一貫しており、その高い技術力で業界の発展に貢献しています。